【高配当株】モリ工業(5464)を徹底分析!
鋼管・圧力容器メーカー、財務は優良だが直近3期は減配が続く実力を検証

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⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年8月26日終値時点のものです(出典:IRBANK・Yahoo!ファイナンス)。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

大阪府東大阪市に本社を置くモリ工業株式会社(証券コード:5464)。 鋼管・圧力容器・貯槽タンクなどの鉄鋼製品を製造・販売する中堅メーカーです。

モリ工業が高配当株投資家に注目される理由は、 地味ながらも着実に配当を増やし続けてきた実績です。 派手さはないが業績が安定しており、景気の波を受けながらも 配当利回りが常に4%前後を維持してきた点が評価されています。

「鉄鋼株は景気敏感でリスクが高い」というイメージを持つ方も多いでしょう。 しかし、モリ工業が手掛ける圧力容器・貯槽タンクは 石油・ガス・化学プラントなどのインフラ設備向け需要が中心で、 景気変動を受けにくい安定した受注基盤を持ちます。 コアラ先生がIRBANKのデータをもとに徹底解説します。

✅ モリ工業(5464)の3つの強み
🏭 インフラ向け安定受注:石油・ガス・化学プラント向け圧力容器・貯槽タンクは、一度建設されると数十年にわたる定期点検・交換需要が生まれる。景気変動に左右されにくいストック型のビジネスモデルが収益の安定性を支えている。
💰 配当利回り4%台の維持:リーマンショック後や新型コロナ禍でも4%以上の利回りを維持してきた。「株価が下がれば利回りが上がる」という高配当株の特性を活かし、長期保有で安定した配当収入を確保できる。
📊 自己資本比率80%超の健全財務:長年にわたる堅実経営で財務基盤が厚い。過度な借入を行わず、自己資本で事業を支える体質が配当の継続性を担保している。

基本情報

モリ工業株式会社
5464
鉄鋼(鋼管・圧力容器・貯槽タンク製造)
東証スタンダード
3月(3月31日)
年2回(中間・期末)
鋼管・圧力容器・貯槽タンク・熱交換器
2026年8月26日時点

現在の株価・配当情報

配当利回り(2027/3期予想)
3.68%
株価(2026年9月9日終値)
925円
1株あたり年間配当金(2027/3期予想)
34円
計算式:34円(配当金)÷ 925円(株価)× 100 ≈ 3.68%
⚠️ 株価・配当金は常に変動します。必ず最新情報をご自身でご確認ください。
🔔 注目ポイント:長期では増配してきたが、直近3期は連続で減配

2016/3期の配当金10円から2024/3期の46円まで、8年で約4.6倍に増やしてきた実績があります(分割・併合調整後)。 ただしそこがピークで、2025/3期42円 → 2026/3期36円 → 2027/3期予想34円と3期連続で減配しています。 「連続増配株」として見ると前提が崩れている点に注意してください。 地味な増配スタイルが、長期保有投資家にとって信頼感のある銘柄となっています。

スクリーニング指標

数値はIRBANK・Yahoo!ファイナンスの2026年8月26日時点のデータです(株式分割・併合調整後)。

指標モリ工業の数値目安・判定
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
3.68%(2027/3期会社予想34円ベース) 3.5%以上 ✅
自己資本比率
(財務の安定度)
80.5%(2026/3期) 40%以上 ✅
PER
(株価収益率・割安度の目安)
11.3倍 15倍以下 ✅
PBR
(株価純資産倍率)
0.61倍 1倍割れ ✅(割安圏)
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
40.7%(2026/3期) 50%以下 ✅(持続性あり)
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
5.74%(2026/3期) ⚠️ やや低め(8%未満)
減配の有無 直近3期連続で減配(42→36→34円予想) ❌ 継続性に懸念
時価総額
(会社全体の値段)
約362億円 ⚠️ 小型株(流動性に注意)

10年グラフ

2017/3期(443.6円)から2018/3期(627.0円)まで上昇したあと、2019/3期に471.2円まで調整しました。 2023/3期から2024/3期にかけて692.0円→1,270.0円と大きく買われましたが、その後は伸び悩み、 2026/3期末は944.0円。2026年8月26日終値は925円です。 ※株価は2025年4月1日の1→5株式分割・2016年9月の5→1株式併合を調整した実際の終値です。
増配 減配 維持
2017/3期の10円から2024/3期の46円まで、着実に増配を重ねてきました。 とくに2022/3期以降は26→36→46円と伸びが加速しています。 しかし2025/3期に42円へ減配して以降は流れが変わり、 42→36→34円(2027/3期予想)と3期連続の減配となっています。
利回りは一定ではありません。2018/3期は1.75%と低く、2023/3期は5.20%まで上昇しました。 高かったのは増配が進んだ2022〜2023/3期と、株価が下げた2025/3期(4.21%)です。 直近の2026/3期末は3.81%、2027/3期の会社予想34円と現在株価925円では3.68%となり、 減配が続いていることもあって水準は切り下がっています。

配当金推移(2016〜2026年度)

年度1株あたり年間配当金前年比
2016/3期10円基準年
2017/3期10円維持
2018/3期11円増配 +1円
2019/3期18円増配 +7円
2020/3期18円維持
2021/3期18円維持
2022/3期26円増配 +8円
2023/3期36円増配 +10円
2024/3期46円増配 +10円
2025/3期42円減配 ▲4円
2026/3期(実績)36円減配 ▲6円
2027/3期(会社予想)34円減配 ▲2円
📝 総評:2016/3期の10円から2024/3期の46円まで長期では増配してきましたが、2025/3期以降は42→36→34円(予想)と3期連続の減配です。「連続増配株」ではなく「増配が止まり減配局面に入った銘柄」として見る必要があります。※すべて分割・併合調整後。

財務の安定性と収益力

モリ工業の財務は、小型メーカーとしては健全な水準を維持しています。

年度売上高営業利益営業利益率自己資本比率ROE
2022/3期430.8億円56.8億円13.2%74.0%9.34%
2023/3期487.1億円67.3億円13.8%77.1%10.44%
2024/3期479.0億円59.0億円12.3%77.6%8.28%
2025/3期461.4億円54.0億円11.7%79.5%7.44%
2026/3期432.9億円43.8億円10.1%80.5%5.74%

売上高・営業利益は2022年以降のエネルギー関連投資の回復を受けて増加傾向にあります。 営業利益率は7〜8%台と鉄鋼加工業としては標準的な水準ですが、 自己資本比率が60%超と健全で、財務リスクは低く抑えられています。

2026/3期は売上・利益がやや減少しましたが、自己資本比率は80.5%と引き続き安定。 ROEが7.4%とやや低下している点は注意が必要ですが、 無借金経営に近い財務体質が配当の持続性を支えています。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄に注目した理由:
調べ始めたときは「地味に増配を続ける優良株」だと思っていました。ところが分割を調整して並べ直すと、 2024/3期の46円をピークに3期連続で減配していることが分かりました。正直に書き直します。 石油・ガスインフラ向け圧力容器の老朽化更新需要は長期的に残り、自己資本比率80%超・ほぼ無借金という財務も堅い。 それでも「連続増配だから安心」という理由では買えない銘柄です。買うなら、減配が止まるかを業績で確かめてからにしてください。

🌱

初心者へのアドバイス:
PBR0.61倍と純資産を下回る水準で取引されており、割安感があります。 ただし「割安だから必ず上がる」わけではありません。 この銘柄の正しい向き合い方は、株価上昇よりも配当収入を目的とした長期保有です。 毎年4%台の配当を受け取りながら保有し続ける「配当金生活への一歩」として活用するのが王道です。

⚠️

注意点:
時価総額362億円の小型株のため、流動性には注意が必要です。 ②鉄鋼関連は原材料(鋼材)価格の変動リスクがあります。原材料高の局面では利益が圧迫されます。 ③ROEが7%台と低めな点は収益効率の課題。大型株と比べて成長期待は低い銘柄です。 ④2026/3期は売上・利益がやや減少しており、今後の受注動向に注意が必要です。 最新情報は必ずIRBANKや会社のIRページでご確認ください。

こんな方に向いている銘柄・向いていない銘柄

✅ こんな方に向いています
💰財務の堅さを重視する方
自己資本比率80%超・ほぼ無借金。配当性向も40%台と余力があり、業績が戻れば配当を戻せる体力がある会社です。
📉割安株(PBR1倍割れ)を好む方
PBR0.61倍は純資産以下での評価。解散価値より安く買える「バリュー投資」の観点から魅力的な水準です。
🏭インフラ・エネルギー関連の安定需要に注目する方
石油・ガス・化学プラント向けの老朽化更新需要は長期的に継続。景気変動が少ない業種を好む方に。
❌ こんな方には向いていません
🔴株価の大幅上昇(キャピタルゲイン)を期待する方
成長ストーリーが乏しく、株価の大幅上昇は期待しにくい銘柄です。配当収入目的でない方には物足りないかもしれません。
🟡ROEの高さを重視する方
ROE7%台は大きな課題。収益効率を重視する成長株投資家には物足りない水準です。
🟡大型株・流動性重視の方
時価総額362億円の小型株。売買が少なく、大口の投資には向きません。
🐨 コアラ先生の一言:モリ工業は「大化け」しないかわりに「大崩れ」もしにくい銘柄。配当収入を積み上げる高配当ポートフォリオの「堅守」ポジションとして少額から組み込むのがおすすめです。

📋 まとめ:コアラ先生の総合評価

コアラ先生の評価
★★★☆☆
(5点満点中3点)
評価ポイント判定コアラ先生のコメント
財務の安定性 ○ 良好 自己資本比率80%超・ほぼ無借金経営。財務の安定性は高配当株として十分な水準。
配当の継続性 ○ 安定 2025/3期から3期連続で減配。配当性向は40.7%と余力はあるが、増配基調は止まっている。
収益性・ビジネスモデル △ 普通 営業利益率10〜13%と業種平均より高い。ただし2023/3期の67.3億円をピークに営業利益は3期連続で減少しており、減配の背景もここにある。
割安感 ○ 割安 PBR0.61倍・PER11.3倍と割安圏。純資産以下の評価で下値リスクは限定的。
リスク △ 注意点あり 小型株・原材料価格変動リスク・ROEの低さが課題。成長期待は低く、株価上昇は期待しにくい。
🐨 コアラ先生の結論

モリ工業は「地味だけど確実」な高配当株の典型例です。

配当利回り3.68%・PBR0.61倍・自己資本比率80.5%という数字は、 「安定した配当収入を静かに積み上げたい」投資家にとって十分魅力的です。

ROEの低さや小型株リスクは承知のうえで、 高配当ポートフォリオの分散銘柄として少額から組み込む使い方がおすすめ。 「キラキラした成長株ではないけれど、毎年4%きちんと届けてくれる」—— そういう銘柄が実は長期投資の強い味方になります。
📂 このページのデータはどこで調べたの?

配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/5464/dividend
財務データ:https://irbank.net/5464/results
株式指標:https://irbank.net/5464/valuation

株価データ
グラフ内の期末株価はYahoo!ファイナンスの決算期末(3月末)終値です。株式分割・併合を調整しています。 正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/5464.T

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 現在株価 × 100 = 配当利回り(%)
本記事の配当利回りは2027/3期会社予想34円 ÷ 925円 × 100 ≈ 3.68%で計算しています(2026年9月9日時点)。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年8月26日終値時点のものです(出典:IRBANK・Yahoo!ファイナンス)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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