エプコ(2311)高配当株分析|「配当性向50%目安」は守られているか、5年分を検算する

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⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 株価・配当利回り・PER・PBRは2026年10月28日時点、配当・業績は2025年12月期の実績と2026年12月期の会社予想(2026年7月27日修正・8月7日の決算短信で据え置き)、財務は2026年6月末です(出典:適時開示・株探)。 株価・配当金は変動しますので、最新情報は必ずYahoo!ファイナンス・会社のIRページでご確認ください。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

エプコ(証券コード:2311)は、住宅の給排水設備の設計やコンサルティングを主力とする会社です(東証スタンダード・12月決算)。 2026年12月期の配当は年35円(中間15円は決定済み+期末20円は予想)で、10月28日終値780円に対する利回りは4.49%です。

会社は2026年5月14日に「配当性向50%を目安とした累進配当方針を維持」と開示しました。 では、実際の配当性向はどうだったか。株探の1株利益で5年分を計算すると、平均60.7%でした。50%を超えた年が、5期中3期あります。 この記事では、会社の言葉と実際の数字を並べて、配当を支えているものが何かを見ていきます。

もう1つ、数字の見方があります。2025年12月期の配当35円には記念配当3円が入っていました。2026年12月期の35円は記念配当を含まないので、同じ35円でも、普通配当は32円から35円へ増えています。

先に結論:どんな人に向くか

あなたの状況判定理由
利益が増えた分だけ配当も増える会社がよい ⚠️ 向きません 配当は2021〜2024年12月期の4年間、1株利益が73.9円→40.3円→70.1円→36.6円と上下しても32円で据え置きでした。利益と配当は連動していません
利益が落ちた年も、配当を維持してほしい ○ 検討の余地 1株利益が40.3円(2022年)、36.6円(2024年)に落ちた年も配当は32円でした。自己資本比率85.2%、現金は配当総額の7.5年分です
配当の持続力を、本業の利益で確かめたい ⚠️ 要確認 営業利益は、2021年に配当総額の1.53倍でしたが、2022年・2023年は下回りました(0.23倍・0.56倍)。2024年に1.17倍へ回復し、2026年の予想は1.68倍です
12月末の権利を取りたい ○ 条件つき 次に受け取れるのは期末20円の予想(2.58%)です。権利付最終日は2026年12月28日(月)で、11月中旬の第3四半期決算(例年。2025年は11月13日)を見てから判断できます
大型株のような流動性・規模を求める ⚠️ 向きません 時価総額は72.7億円、1日の売買代金は2026年10月23日で6百万円でした。売買の少なさは、買う時も売る時も価格に響きます
📝 コアラ先生の見方:配当を支える土台は、利益の大きさより、現金と財務の厚さです(営業キャッシュフローも配当総額を上回っています)。会社の「配当性向50%目安」は、実際には守る数字というより、超えても維持される目安でした。 買うかどうかは、利益が落ちた年でも32〜35円が続くかを、四半期決算で確かめながら決めるのが、期待と実績のズレが小さい考え方です。

基本情報

エプコ
2311
東証スタンダード・サービス業
水道の給排水設備の設計・コンサルティング(低層住宅が中心)。開示上は再エネサービス・メンテナンスサービス・設計の3区分
12月(12月31日)
年2回(中間は6月30日、期末は12月31日の基準日)
この記事で確認できた資料に記載なし(未確認)
72.7億円(発行済株式9,316,000株×780円。自己株式356,393株を除くと69.9億円)

現在の株価・配当情報

配当利回り(年間配当金 ÷ 現在株価 × 100)
4.49%
株価(2026年10月28日終値)
780円
1株あたり年間配当金(2026/12期予想)
35円
計算式:35円(2026/12期予想配当)÷ 780円(株価)× 100 = 4.49%
普通配当のみ:32円(2025/12期)÷ 780円 × 100 = 4.10% / 期末のみ:20円 ÷ 780円 × 100 = 2.56%
⚠️ 株価は常に変動します。現在の利回りは必ずYahoo!ファイナンスでご自身でご確認ください。

100株買うには78,000円が必要です。年間35円(予想)の配当金は税引前で3,500円、NISA口座以外なら20.315%が引かれて手取りは2,789円です。 ただし後述のとおり、今から買う人が次に受け取れるのは期末の2,000円(税引前・手取り1,594円)です。

📅 「年35円」の受け取り時期を確認します
2026年12月期の35円は、中間配当15円+期末配当20円(予想)です。中間配当15円は2026年8月7日の決算短信で決定済みで、支払いは2026年9月2日に始まっています。 基準日は6月30日なので、10月23日に買った人は、中間の15円の対象外です。 今から買って次に受け取れるのは、基準日12月31日の期末20円(予想)です。権利付最終日は2026年12月28日(月)です(年末は12月30日が大納会のため)。780円に対する期末20円は2.58%(半年分)です。

「同じ35円」でも中身が違う:記念配当と普通配当

2026年5月14日、エプコは中間・期末の配当予想をそれぞれ引き上げました(開示の原文)。

配当中間期末年間内訳
2025/12期(実績)14円21円35円普通配当32円+記念配当3円(期末の21円が普通18円+記念3円)
2026/12期 前回予想(2月12日)14円18円32円—
2026/12期 今回予想(5月14日)15円20円35円記念配当の記載なし

出典は、エプコの2026年5月14日付「中間及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」です。中間15円は、2026年8月7日の決算短信で決定済み、期末20円は「予想」で据え置きです。 7月27日に業績を修正した時も、配当は据え置く方針と書かれています。

📝 総評:記念配当を除くと、普通配当は32円から35円へ、9.4%の増配です。しかも2021年12月期から4期続いた据え置きからの、最初の引き上げです。 利回りは、記念配当が入った2025年の35円で見るより、普通配当35円で見るほうが、実態に近い見方です。

「配当性向50%目安」を、5年分で検算する

会社の言葉は「配当性向50%を目安とした累進配当方針」です。1株配当を1株利益で割って、実際の数字を並べました。

年度1株利益(EPS)1株配当配当性向50%目安との差
2021/12期73.9円32円43.3%−6.7ポイント
2022/12期40.3円32円79.4%+29.4ポイント
2023/12期70.1円32円45.6%−4.4ポイント
2024/12期36.6円32円87.4%+37.4ポイント
2025/12期47.47円35円73.7%+23.7ポイント
2026/12期(予想)54.27円35円64.5%+14.5ポイント
5年合計(2021〜2025/12期)268.37円163円60.7%+10.7ポイント

1株利益と1株配当は株探の値(2026/12期は会社予想の54.27円。2025/12期は決算短信ベース47.47円)。配当性向は筆者の計算で、会社が開示する配当性向と同じとは限りません。 2021/12期の最終益は658百万円で、経常利益370百万円を上回っています(利益の大きさは営業外・特別の損益の影響を受けた年です)。

5期のうち、目安の50%を超えたのは2022年(79.4%)、2024年(87.4%)、2025年(73.7%)の3期です。予想を含めると、6期中4期です。 2022年と2024年は、利益が前年の半分前後に落ちても、配当を32円のまま維持した年です(EPSは73.9円→40.3円、70.1円→36.6円)。2025年は1株利益が47.47円に上がりましたが、配当を35円(記念配当込み)に引き上げたため、配当性向は73.7%でした。 逆に、利益が大きい年(2021年73.9円、2023年70.1円)でも、配当は32円で増やしませんでした。利益の増減に関わらず、32円を守る配当と読めます。

📉 目安を超えても維持できる理由は、財務にある
2026年5月14日の開示で、会社は配当を引き上げた理由として、「利益水準は当初想定を上回る水準で推移」していることに加え、「財務の健全性を総合的に勘案した結果」と書いています。 2026年6月末の自己資本比率は85.2%(2025年末は80.0%)です。2025年12月末の現金等は23.51億円で、2025年の配当総額(3.13億円)の7.5年分に当たります。 配当性向が高くても、貯金で何年かは支えられる形です。ただし、貯金で配当を払い続ける会社ではありません。次の章で、本業の利益が配当に追いついているかを見ます。

本業の利益は、配当総額を再び上回った

配当性向は最終益で見ます。最終益は、営業外の損益(持分法投資損益など)の影響を受けます。そこで、本業の稼ぎ(営業利益)で配当総額をまかなえたかを並べました。

年度営業利益経常利益最終益配当総額(推計)営業利益÷配当総額
2021/12期4.37億円3.70億円6.58億円2.85億円1.53倍
2022/12期0.65億円2.16億円3.59億円2.85億円0.23倍
2023/12期1.61億円4.25億円6.26億円2.86億円0.56倍
2024/12期3.34億円4.41億円3.27億円2.86億円1.17倍
2025/12期3.76億円4.81億円4.24億円3.13億円1.20倍
2026/12期(予想)5.27億円6.71億円4.85億円3.13億円1.68倍

出典は株探の業績推移(2026/12期は会社の7月27日修正値)。配当総額は、1株配当×株数(最終益÷1株利益で逆算)の推計です。

2022年12月期の営業利益は0.65億円で、配当総額2.85億円の0.23倍でした。つまり本業の利益では配当をまかなえず、営業外の損益が経常利益(2.16億円)を押し上げていた年です。 2021年は1.53倍と配当総額を上回っていましたが、2022年に0.23倍、2023年に0.56倍へ落ち込みました。それでも配当は32円のまま維持されています。営業利益は 0.65→1.61→3.34→3.76億円と伸び、2024年12月期に1.17倍と配当総額を上回りました。2026年12月期の予想は1.68倍です。 本業の利益が回復した後の2026年に、普通配当が引き上げられたと読めます(会社の説明ではなく、数字から見た筆者の読みです)。

気になる点:最終益が据え置きの理由と、下期の重み

2026年7月27日、エプコは通期予想を修正しました。営業利益は3.99億円→5.27億円(+32.2%)、経常利益は6.24億円→6.71億円に上げた一方、最終益は4.85億円で据え置きです。 上期(1〜6月)の最終益の予想は、1.87億円から1.73億円へ下げました(前年同期は2.01億円)。

セグメント(2026年上期)売上高営業利益
再エネサービス13.50億円(前回予想より+2.86億円)1.26億円(+0.66億円)
メンテナンスサービス10.43億円(+0.14億円)2.03億円(+0.35億円)
設計10.51億円(−0.15億円)1.52億円(−0.09億円)
全社費用—−2.72億円

出典は2026年7月27日付の開示(カッコ内は同日の修正前予想との差)。合計の営業利益2.09億円は、8月7日の決算短信と一致します。

最終益だけが下がった理由を、会社は持分法適用会社のTEPCOホームテックの上期の持分法投資損益が、計画の1.08億円から0.37億円に下がる見込みになったことだと説明しています。 同社の上期の売上高は51.16億円(前年同期比+3.5%)ですが、計画比では−11.6%で、「競争環境の変化等による利益率の低下」が理由とされています。

🔎 下期に求められる数字
通期の最終益4.85億円に対し、上期は1.73億円で、進捗率は35.7%です。達成には下期に3.12億円が要り、前年の下期(2.23億円)の39.9%増です。 1株利益では、通期予想54.27円に対し上期が19.38円のため、下期は34.89円(前年下期は25.00円)が必要です。 営業利益の上方修正が下期にどこまで最終益に届くかは、11月中旬(例年)の第3四半期決算で確認できます。会社は、「更なる業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示する」と書いています。

スクリーニング指標

数値は適時開示・株探の値です(配当利回り・PER・PBR・時価総額は2026年10月28日終値で計算)。

指標エプコの数値目安・コメント
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
4.49%(2026/12期予想35円)
普通配当のみ 4.12%
目安3.5%以上 ✅
自己資本比率
(総資産に占める自己資本の割合)
85.2%(2026年6月末) 40%以上 ✅ 2025年末は80.0%
有利子負債倍率
(自己資本に対する有利子負債の倍率)
0.11倍(2025年12月末) 1倍以下 ✅ 2024年末も0.11倍
PER
(株価収益率・割安度の目安)
14.37倍(2026/12期予想1株利益54.27円) 15倍以下 ✅ 予想の達成が前提
PBR
(株価純資産倍率)
1.49倍(2026年6月末の1株純資産524円) 1.5倍以下 ✅ 基準ぎりぎり
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
64.5%(2026/12期予想) 20〜60% ⚠️ 目安の上限を超えています(2025/12期は73.7%)
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
9.10%(2025/12期) 8%以上 ✅
営業キャッシュフロー
(本業で稼いだ現金)
3.70億円(2025/12期) 毎期プラス ✅ 2023〜2025年の3期とも配当総額を上回る(1.12〜1.63倍)
時価総額
(会社全体の値段)
72.7億円 500億円以上 ❌ 大きく下回る小型株。売買が少ない点に注意
連続増配年数 0期(4年据え置き→2026年に普通配当を引き上げ) ⚠️ 連続増配銘柄ではありません
📝 スクリーニング評価:7/10クリア。財務の強さ(自己資本比率85.2%・有利子負債倍率0.11倍)とPER14.3倍が、基準を満たします。 配当性向・時価総額・連続増配は基準を満たしません。この評価には、最終益の下期依存(下期に前年比39.9%増が必要)が入っていません。

6期分のグラフ

増配 減配 維持
配当は2021/12期から2024/12期まで32円で横ばい、2025/12期に35円(記念配当3円を含む)、2026/12期は35円(予想)です。 グラフは2025年の35円を「増配」の色で出しますが、普通配当で見ると2026年が最初の増配です。
1株利益(青)は73.9円→40.3円→70.1円→36.6円と1年おきに大きく上下していますが、1株配当(緑)は32円のまま動きません。 2026/12期は54.27円の予想です。
配当性向は43.3%→79.4%→45.6%→87.4%→73.7%と、利益の上下に合わせて動きました。会社の目安50%を超えた年が3回です。 2026/12期は64.5%の予想です。

配当金推移(減配の年があるかも確かめます)

出典は株探の年間配当(修正1株配)と適時開示です。2026/12期は会社予想(2026年5月14日修正)です。

年度1株あたり年間配当金前年比
2021/12期32円基準年
2022/12期32円据え置き
2023/12期32円据え置き(中間14円+期末18円)
2024/12期32円据え置き(中間14円+期末18円)
2025/12期35円増配 +3円(普通32円+記念3円)
2026/12期(予想)35円横ばい(普通配当は+3円。中間15円+期末20円)
📝 総評:表の期間に前年より減った年はありません。一方で、5年のうち4年は同じ32円で、増配の歴史がある銘柄ではありません。 「減らさない」性格はあっても、「毎年増える」性格ではないことが、数字から読めます。

財務と現金:配当を支える土台

項目2023/12期2024/12期2025/12期2026年6月末
自己資本比率83.5%79.8%80.0%85.2%
総資産56.02億円58.22億円58.42億円55.06億円
自己資本46.77億円46.45億円46.74億円46.94億円
営業キャッシュフロー4.65億円3.21億円3.70億円—
現金等の残高15.02億円16.99億円23.51億円—
営業CF÷配当総額1.63倍1.12倍1.18倍—

出典は株探の財務・キャッシュフロー推移と、2026年8月7日の決算短信(2026年6月末の自己資本比率・総資産・自己資本)です。2026年6月末の現金等は、短信の取得範囲では確認していません。

営業キャッシュフローは、2023〜2025年の3期とも配当総額を1.12〜1.63倍上回りました。配当は、貯金の取り崩しではなく、本業の現金収入でまかなえています。 自己資本は2023年12月期の46.77億円から2026年6月末の46.94億円までほぼ横ばいです。自己資本比率は83.5%→79.8%→80.0%→85.2%で、財務の強さは新しく積み増したものではなく、従来からの水準です。

買う前に確かめたい3つのこと

  1. 利回りは、普通配当の35円で見る:2025年の35円には記念配当3円が入っていました。普通配当は32円→35円です。この35円が、翌年以降も続くかが焦点です。
  2. 次の配当は期末の予想20円:中間15円は基準日が過ぎています。権利付最終日の2026年12月28日(月)まで持てば、期末20円(2.58%)です。
  3. 11月中旬(例年)の第3四半期決算を見る:通期の最終益4.85億円に対し、上期の進捗率は35.7%です。下期に3.12億円(前年下期の39.9%増)が必要で、TEPCOホームテックの持分法損益が焦点です。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄に注目した理由:
会社が「配当性向50%目安」と書いている点が、数字で確かめられる題材だったからです。 会社の言葉をそのまま信じるのではなく、5年分の数字で検算する練習になります。結果は、目安を超える年が多く、それでも配当が維持される会社でした。

🌱

初心者へのアドバイス:
100株で78,000円と、大型株より少ない資金で試せます。ただし小型株は売買が少なく、売りたい時に値が動きやすい点があります。 年末の権利を取る場合でも、11月中旬の決算で配当予想が据え置かれるかを確認してからで遅くありません。

⚠️

注意点:
累進配当は「減らさない方針」で、約束ではありません。最終益は営業外の損益(持分法投資損益など)で動き、2026年は下期に前年比39.9%増が必要です。 優待の有無は未確認です。

よくある質問

Q. エプコはどんな会社ですか?

水道の給排水設備の設計とコンサルティングが主力で、低層住宅が中心です(株探の事業概要)。決算の開示では、再エネサービス、メンテナンスサービス、設計の3つに分かれています。東証スタンダード市場に上場する12月決算の会社で、時価総額は72.7億円です(2026年10月28日終値)。

Q. エプコの配当利回りは何%ですか?

2026年10月28日終値780円と、2026年12月期の会社予想配当35円で計算すると4.49%です。2025年12月期の普通配当32円だけで計算すると4.10%です。株価は毎日動くため、最新の利回りはYahoo!ファイナンスで確認してください。

Q. 配当が35円のままなのに、「増配」と言えますか?

2025年12月期の35円には、記念配当3円が入っていました(普通配当は32円)。2026年12月期の35円は、中間15円と期末20円の合計で、記念配当の記載はありません。見かけは同じ35円でも、普通配当は32円から35円へ、9.4%増える計算です。2021年12月期から2024年12月期まで、配当は32円で据え置きでした。

Q. 会社は「配当性向50%目安」と言うのに、なぜ配当性向が超えているのですか?

会社は2026年5月14日の開示で「配当性向50%を目安とした累進配当方針を維持」と書いています。株探の1株利益で計算した配当性向は、2021〜2025年12月期の5年合計で60.7%でした。50%を超えた年は、2022年12月期の79.4%、2024年12月期の87.4%、2025年12月期の73.7%です。2022年と2024年は、1株利益が前年の半分前後に落ちても配当を32円のまま維持した年です。会社は目安を超えた理由を説明していません。同じ開示には「財務の健全性を総合的に勘案」とあり、自己資本比率85.2%と現金が、配当を支える土台になっています。

Q. 今、エプコを買うと、いつ配当を受け取れますか?

2026年12月期の35円のうち、中間配当15円は基準日が6月30日で、支払いは2026年9月2日に始まっています。今から買って次に受け取れるのは、期末配当の予想20円です。基準日は12月31日で、権利付最終日は2026年12月28日(月)です。780円に対する期末20円は2.56%(半年分)で、100株なら税引前2,000円、手取りは1,594円です。

Q. エプコは減配したことがありますか?

株探で確認できた2021年12月期以降の配当は、32円が4期続き、2025年に35円になりました。前の年より減った年はありません。ただし、累進配当は「減らさない方針」であって約束ではありません。利益が大きく落ちる年があれば、会社が方針を変えることもあります。

Q. エプコに株主優待はありますか?

この記事で確認できた会社の開示には、株主優待の記載がありません。有無は未確認です。購入前に、会社のIRページでご確認ください。

📂 このページのデータはどこで調べたの?

配当予想・配当方針・業績修正
エプコの2026年5月14日付「2026年12月期(第37期)中間及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」と、2026年7月27日付「2026年12月期第2四半期累計期間及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を、日本取引所グループ(JPX)の適時開示から取得しました。2025年12月期の記念配当3円と、セグメント別の数字、TEPCOホームテックの説明は、この2つの原文によります。

中間配当・財務・株式数
2026年8月7日付の2026年12月期第2四半期決算短信(JPX)です。中間配当15円、期末予想20円、自己資本比率85.2%、発行済株式数9,316,000株、自己株式356,393株、2026/12期予想の1株利益54.27円を確認しました。

過去の配当・1株利益・業績・キャッシュフロー・株価
株探(kabutan.jp/stock/finance?code=2311)を2026年10月28日に取得しました。1株配当は株探の修正1株配、キャッシュフローと財務は株探の財務ページです。IRBANKは取得できませんでした。

計算の前提
利回り=配当÷株価、PER=株価÷予想1株利益(54.27円)、PBR=株価÷2026年6月末の1株純資産(自己資本4,694百万円÷自己株式を除く株数8,959,607株=523.9円)、配当性向=1株配当÷1株利益。配当総額は、1株配当×(最終益÷1株利益)の推計です。2021年12月期の1株配当32円は、株探の修正履歴(2022年2月14日)によります。権利付最終日は、基準日(2026年12月31日)の2営業日前で、年末は12月30日が大納会のため12月28日です。株主優待と、TEPCOホームテックの詳細は確認していません。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 株価・配当利回り・PER・PBRは2026年10月28日時点、配当・業績は2025年12月期の実績と2026年12月期の会社予想、財務は2026年6月末です(出典:適時開示・株探)。 配当性向・配当総額・営業利益との比較は筆者の計算で、会社の公表値ではありません。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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