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https://irbank.net/9433)。「au」ブランドで誰もが知る通信大手——KDDI(証券コード:9433)は、高配当株投資家の間で特別な存在感を持つ銘柄です。その理由は一つ、2003年3月期から24期連続で増配を続けてきたという、日本の上場企業の中でも最長クラスの記録にあります。2027年3月期の会社予想どおりなら25期連続となります。
「毎年配当が上がり続ける」ことの強さは、長期投資で初めて実感できます。2016年3月末に1,503円(分割調整後)で買った人は、2026年3月期の配当80円で利回り5.32%を受け取っています。今から買う人の利回り2.82%とは、同じ株でも別物です。
基本情報
現在の株価・配当情報
スクリーニング指標
| 指標 | KDDIの数値 | 目安・コメント |
|---|---|---|
| 配当利回り (株価に対する配当金の割合) | 2.82%(2027/3期予想) | 3.5%以上 ⚠️ 下回る(増配は継続中) |
| 自己資本比率 (総資産に占める自己資本の割合) | 26.6%(2026/3期) | 40%以上 ⚠️ 下回る(通信業に共通の特徴) |
| PER (株価収益率・割安度の目安) | 16.01倍(実績) | 15倍以下 ⚠️ わずかに上回る |
| PBR (株価純資産倍率) | 2.18倍(実績) | 1.5倍以下 ⚠️ 上回る |
| ROE (自己資本利益率・経営効率) | 13.93%(2026/3期) | 8%以上 ✅ 上回る |
| 配当性向 (利益のうち配当に回す割合) | 43.6%(2026/3期) | 20〜60% ✅ 増配の余力がある |
| 連続増配年数 | 24期(2026/3期時点) | 国内最長クラス ✅ 2003年3月期から継続 |
| 時価総額 (会社全体の値段) | 約10兆5,514億円 | 500億円以上 ✅ 超大型株 |
⚠️が4つ付きました。KDDIは「安く買える高配当株」ではありません。株価が10年で約1.9倍になったぶん利回りは2.82%まで下がり、PER・PBRも割安とは言えない水準です。一方で配当性向43.6%には増配の余力が残っています。今の利回りではなく、増配で育つ利回りを買う銘柄です。
📊 上の5つの指標は、どれをどの順番で見るかで判断が変わります。見方は高配当株を買う前に見る5つの数字にまとめています。
10年グラフ
過去11期の配当金推移(分割調整後)
金額は2025年4月1日の「1株→2株」分割を調整した後の値です(例:2024/3期の発表額140円 ÷ 2 = 70円)。
| 年度 | 1株あたり年間配当金 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2016/3期 | 35.0円 | 基準年 |
| 2017/3期 | 42.5円 | 増配 +7.5円 |
| 2018/3期 | 45.0円 | 増配 +2.5円 |
| 2019/3期 | 52.5円 | 増配 +7.5円 |
| 2020/3期 | 57.5円 | 増配 +5.0円 |
| 2021/3期 | 60.0円 | 増配 +2.5円 |
| 2022/3期 | 62.5円 | 増配 +2.5円 |
| 2023/3期 | 67.5円 | 増配 +5.0円 |
| 2024/3期 | 70.0円 | 増配 +2.5円 |
| 2025/3期 | 72.5円 | 増配 +2.5円 |
| 2026/3期 | 80.0円 | 増配 +7.5円 |
| 2027/3期(予想) | 84.0円 | 増配 +4.0円 |
KDDIの事業内容
| 事業セグメント | 主なサービス・ブランド | 特徴 |
|---|---|---|
| 通信事業(パーソナル) | au・UQ mobile・povo | 国内2位の携帯キャリア。3,000万回線超の安定収益基盤 |
| 通信事業(法人・IoT) | 法人向け通信・IoTサービス | 企業のDX支援・5G活用で成長。安定した法人契約 |
| 金融事業 | au PAY・auじぶん銀行・auカブコム証券 | au経済圏の拡大。金融事業が急成長中の注目領域 |
| エネルギー事業 | auでんき | 電力小売参入。通信と束ねたセット販売で顧客囲い込み |
| コマース・その他 | auショッピングモール・各種サービス | 「au経済圏」としてユーザーの生活に深く入り込む戦略 |
KDDIは通信料金だけに依存せず、金融・エネルギー・EC・保険など多様な事業を「auブランド」で展開する「au経済圏」を構築しています。通信料金の値下げ圧力を受けても、非通信事業の成長で補える体制ができつつあり、この多角化が長期的な増配継続の支えになっています。
① 通信料金の値下げ圧力:政府主導の通信料金引き下げ要求が続いており、通信収益が圧迫されるリスクがあります。
② 楽天モバイルの競争激化:第4のキャリアとして参入した楽天モバイルとの価格競争が継続しています。
③ 現在の利回りはやや低め:株価上昇により利回りは3%前後と「高配当」の基準を下回ることもあります。増配の継続性で評価する銘柄です。
④ 5G投資負担:5G基地局整備に多額の設備投資が必要で、短期的なキャッシュフローへの影響があります。
🐨 コアラ先生のひとこと
この銘柄に注目した理由:
KDDIは「高配当株」というよりも「安定増配株」として評価すべき銘柄です。現在の利回りは3%前後とやや物足りないかもしれません。しかし10年前に購入していた場合、取得単価に対する実質利回りは5%を超えています。「買った価格に対して配当が育っていく」という高配当株投資の醍醐味を最も純粋に体験できる銘柄がKDDIです。
初心者へのアドバイス:
「今の利回りが低いから買わない」ではもったいない銘柄です。24期連続増配という実績は、どんな危機でも配当を守り続けてきた経営の証です。株価が調整した局面(利回り3%台後半以上)では積極的に検討する価値があります。NISAの成長投資枠で長期保有するのに最適な銘柄の一つです。
注意点:通信業界は政府の規制に大きく左右されます。料金引き下げ圧力は今後も続く可能性があります。ただし、KDDIはその圧力下でも増配を続けてきた実績があります。「通信だけではない多角化事業」を評価しながら、長期保有の一銘柄として組み込むのが現実的です。本記事のデータは2026年3月期の確定値(出典:IRBANK)と2026年8月18日終値に基づきます。最新の数字は必ずご自身でご確認ください。
https://irbank.net/9433/dividend(配当金)https://finance.yahoo.co.jp/quote/9433.T(株価)
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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載データは2026年3月期(2026/3期)確定値をベースにしています(出典:IRBANK)。株価は2026年8月26日終値時点です。配当金は2025年4月1日の1→2株式分割を調整し、分割後の株数基準に統一しています。株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。当ブログは投資助言業者ではありません。
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