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「インターホン」と聞いて、真っ先にイメージするメーカーといえば? 多くの人が思い浮かべるのがアイホン(証券コード:6718)です。
愛知県名古屋市に本社を置くアイホンは、インターホン・テレビドアホン・集合住宅用セキュリティシステムを手がける国内大手のメーカーです。 1948年の創業以来、「顔の見えるコミュニケーション」を追求し、生活インフラとして家庭・マンション・病院・学校などあらゆる場所に製品を届けてきました。
知名度こそ派手ではありませんが、財務の安定性と着実な増配姿勢は、高配当株投資家が見逃せない一銘柄です。 今回はIRBANKのデータをもとに、コアラ先生が徹底分析します。
基本情報
現在の株価・配当情報
スクリーニング指標
数値はIRBANKの値です(配当利回り・PER・PBRは2026年11月6日終値で計算)。
| 指標 | アイホンの数値 | 目安 |
|---|---|---|
| 配当利回り (株価に対する配当金の割合) |
5.01%(予) | 3.5%以上 ✅ |
| 自己資本比率 (財務の安定度) |
87.6%(2026/3期) | 40%以上 ✅ |
| PER (株価収益率・割安度の目安) |
13.26倍(2027/3期予想) | 15倍以下 ✅ |
| PBR (株価純資産倍率) |
0.61倍(2026/3期実績) | 1.5倍以下 ✅ |
| 配当性向 (利益のうち配当に回す割合) |
86.3%(2026/3期) | 20〜60% ❌ 上回る |
| ROE (自己資本利益率・経営効率) |
4.57%(予想) | 8%以上 ⚠️やや低め |
| 営業キャッシュフロー (実際の現金の流れ) |
+21.7億円(2026/3期) ※2023/3期は一時的に-47.8億円 |
プラス ✅ |
| 時価総額 (会社全体の値段) |
約487億円 | 100億円以上 ✅ |
📊 上の指標は、どれをどの順番で見るかで判断が変わります。見方は高配当株を買う前に見る5つの数字にまとめています。
10年グラフ
配当金推移(2016/3期〜2026/3期)
| 年度 | 1株あたり年間配当金 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2016/3期 | 30円 | 基準年 |
| 2017/3期 | 32円 | 増配 +2円 |
| 2018/3期 | 32円 | 維持 |
| 2019/3期 | 40円 | 増配 +8円 |
| 2020/3期 | 51円 | 増配 +11円 |
| 2021/3期 | 65円 | 増配 +14円 |
| 2022/3期 | 91円 | 増配 +26円 |
| 2023/3期 | 80円 | 減配 -11円 |
| 2024/3期 | 130円 | 増配 +50円 |
| 2025/3期 | 130円 | 維持 |
| 2026/3期 | 130円 | 維持 |
財務の安定性
アイホンの財務健全性は、高配当株の中でも特に際立っています。
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 自己資本比率 | 営業CF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/3期 | 427億円 | 30.5億円 | 81.0% | +36.7億円 |
| 2018/3期 | 451億円 | 28.1億円 | 84.3% | +7.4億円 |
| 2020/3期 | 485億円 | 28.3億円 | 81.6% | +41.3億円 |
| 2022/3期 | 520億円 | 55.4億円 | 80.5% | +18.7億円 |
| 2023/3期 | 528億円 | 37.6億円 | 82.7% | -47.8億円 |
| 2024/3期 | 613億円 | 52.7億円 | 82.8% | +90.6億円 |
| 2025/3期 | 633億円 | 38.1億円 | 86.7% | +57.2億円 |
| 2026/3期 | 630億円 | 28.0億円 | 87.6% | +21.7億円 |
注目すべきは自己資本比率が10年間を通じて80%超を維持していることです。 これは業界平均を大きく上回る水準で、借入に頼らない堅実な経営姿勢の表れです。 売上高も427億円(2016/3期)から633億円(2025/3期)へと約48%増加しており、 着実な成長が続いています。
2023/3期の営業CFがマイナスとなった点は要注意ですが、翌2024/3期には+90.6億円と 大きく回復しており、一時的な変動であったと考えられます。
🐨 コアラ先生のひとこと
この銘柄に注目した理由:
アイホンの最大の魅力は「生活インフラとしての強固なビジネス基盤」です。
インターホンは家を建てる・リフォームする・マンションを建設するときに必要になる製品。
景気が多少悪くなっても需要がなくならない、いわゆる「ディフェンシブ銘柄」としての性格を持っています。
自己資本比率87%超・PBR0.61倍という割安水準も、長期保有目線では大きな魅力です。
初心者へのアドバイス:
「知っているブランドに投資する」という観点では、アイホンは身近な企業です。
自分の家のインターホンを確認してみてください。「AIPHONE」のロゴが入っていませんか?
知っている製品を作っている会社への投資は、ビジネスの理解がしやすく、
投資を続けるモチベーションにもなります。
1株(約2,600円)から買える点も、始めやすさのひとつです。
注意点:
ROEが4%台と低めで、資本効率の改善が課題として残っています。
また2023/3期には一時減配(91円→80円)があったことも覚えておきましょう。
2026/3期は営業利益が38.1億円から28.0億円へ減り、配当性向は58.8%(2025/3期)から86.3%に上がりました。配当130円を維持できるかは、利益が戻るかにかかっています。
時価総額が約487億円とやや小型な点も、機関投資家の売買で株価が振れやすい点として念頭に置いてください。
必ずIRBANKや会社IRページで最新情報を確認のうえ、投資の判断をしてください。
配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/6718/dividend
財務データ:https://irbank.net/6718/results
トップページ:https://irbank.net/6718
株価データ
グラフ内の年末株価は「配当金 ÷ 配当利回り」から逆算した概算値です。
正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/6718.T
配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 現在株価 × 100 = 配当利回り(%)
現在の配当利回り(予)は130円 ÷ 2,595円 × 100 ≈ 5.01%です。
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1業種に偏らせないことが、高配当株では効いてきます。考え方はセクター分散の記事にまとめました。
【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 株価・配当・PER・PBRは2026年11月4日時点、その他の財務データは各指標に記載の決算期の値です(出典:IRBANK)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。
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