【PR】本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。
モリト(証券コード:9837)は、ホックやマジックテープ®など衣料・靴・バッグ用の付属品と、自動車の内装部品を扱う専門商社です(東証プライム・11月決算)。 2026年11月期の配当は年72円(中間36円は決定済み+期末36円は予想)で、11月2日終値1,800円に対する利回りは4.00%です。
2026年7月14日、会社は配当の方針を変えました。「安定的かつ継続的配当」に累進配当を加え、基準をDOE(連結自己資本配当率)4.0%から5.0%へ引き上げます。2027年11月期の配当から適用です。 では、配当はいくらになるのか。この記事では、会社の資料から純資産をもとにした試算を出し、その前提と限界まで確かめます。
もう1つ、数字の見方があります。2026年11月期の9か月累計で、純利益は前年同期比21.6%減ですが、営業利益は22.7%増です。 前年の純利益に、買収で一度だけ出る特別利益(負ののれん発生益)11.05億円が入っていたためです。
先に結論:どんな人に向くか
| あなたの状況 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 増配が続く会社がよい | ○ 検討の余地 | 1株配当は2021年11月期の26円から、2026年11月期の予想72円へ2.77倍です。2021〜2025年11月期は5期連続で増配しました。ただし2021年の増配は、2020年11月期の減配(26円→18円)からの回復でした |
| 減配しない約束がほしい | ⚠️ 約束ではありません | 累進配当は2027年11月期からの方針で、約束ではありません。2020年11月期には配当性向104.8%の年に、26円から18円へ減配した実績があります |
| 配当を、本業の稼ぎで確かめたい | ○ 検討の余地 | 営業利益は配当総額の1.80倍(2025年11月期)、2026年11月期の予想は1.99倍です。営業キャッシュフローも1.62倍でした |
| 純利益の増減に、振り回されたくない | ⚠️ 要確認 | 2025年11月期は特別利益11.05億円と特別損失8.25億円が入りました。特別損益を除くと、配当性向は会社開示の62.6%ではなく69.2%です |
| 11月末の権利を取りたい | ○ 条件つき | 次に受け取れるのは期末36円の予想(2.00%)です。権利付最終日は2026年11月26日(木)で、残り日数が短い点に注意が必要です |
| 大型株のような流動性・規模を求める | ⚠️ 向きません | 時価総額は482億円、1日の平均売買代金は直近20日で約1.4億円です。小型株なので、売買が多い日と少ない日で値動きが変わります |
基本情報
売上の構成は、9か月累計(2026年8月末まで)でアパレル関連60.2%、プロダクト関連29.1%、輸送関連10.1%です。会社は、金属ホックで日本1位、世界でも1位・2位を争うと説明しています(決算説明資料)。 自社生産は約30%、調達が約70%で、製造機能を持つ専門商社という位置づけです。
現在の株価・配当情報
100株買うには180,000円が必要です。年間72円(予想)の配当金は税引前で7,200円、NISA口座以外なら20.315%が引かれて手取りは5,737円です。 ただし後述のとおり、今から買う人が次に受け取れるのは期末の3,600円(税引前・手取り2,869円)です。
2026年7月14日に変わったこと:累進配当とDOE5.0%基準
モリトは2026年7月14日の取締役会で、「利益配分に関する基本方針」を変更しました(開示の原文)。
| 項目 | 変更前 | 変更後(2027年11月期の配当から) |
|---|---|---|
| 配当の考え方 | 安定的かつ継続的配当 | 安定的かつ継続的配当、累進配当 |
| DOE(連結自己資本配当率) | 4.0%を基準 | 5.0%を基準(最終年度の2031年11月期は6.0%が目標) |
| 配当性向 | 50%以上を基準 | 50%以上を基準(変更なし) |
出典は、モリトの2026年7月14日付「利益配分に関する基本方針の変更(DOE基準引き上げおよび累進配当の導入)に関するお知らせ」と、同日の第9次中期経営計画です。
DOEは、配当総額を自己資本(純資産)で割った割合です。利益ではなく、貯めてきた資本に連動します。2025年11月期は、配当総額1,847百万円÷自己資本39,832百万円で4.6%でした(会社の開示も4.6%)。 利益が多少振れても配当を下げにくく、純資産が増えれば配当も増やす圧力がかかる指標です。累進配当は、配当を減らさず、維持か増配にする方針です(違いは累進配当・DOE・総還元性向の違いで解説しています)。
基準を当てはめると、配当はいくらになるか(筆者の試算)
| 計算の段階 | 数字 | 根拠 |
|---|---|---|
| 2026年8月末の純資産(自己資本) | 40,403百万円 | 第3四半期決算短信 |
| × DOE 5.0% = 配当総額 | 2,020百万円(20.20億円) | 40,403×0.05 |
| ÷ 株数 = 1株配当 | 81.5円 | 株数=26,800,000株−自己株式2,016,349株=24,783,651株 |
| (参考)会社の9月30日の開示の株数で割る | 80.0円 | 株数=25,262,713株(自己株式から役員向け信託分を除いた数) |
| 2026年11月期の予想配当 | 72円 | 2026年10月14日時点 |
| 差 | +9.5円(+13.2%) | 81.5÷72 |
② DOE5.0%は「基準」で、約束した金額ではありません。実際の配当は、決算発表の時に決まります(前期は2026年1月14日)。
③ 利益の水準との関係を確認します。81.5円を2026年11月期の予想1株利益121.38円で割ると配当性向は67.2%です。2027年11月期に利益が増えれば、この重さは軽くなります。
2027年11月期の配当予想は、例年1月中旬の通期決算で出ます。この記事の試算が当たったかどうかは、その時に答え合わせができます。
配当の実績:減配の年があるかも確かめます
出典は、会社の第9次中期経営計画(2026年7月14日)の「主な経営指標」と、2025年11月期の決算短信です。配当性向・DOE・ROEは会社の開示値、2026/11期は会社予想です。
| 年度 | 1株配当 | 前年比 | 配当性向 | DOE | ROE |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019/11期 | 26円 | 基準年 | 50.8% | 2.2% | 4.3% |
| 2020/11期 | 18円 | 減配 -8円(コロナ禍。営業利益8.56億円) | 104.8% | 1.5% | 1.5% |
| 2021/11期 | 26円 | 増配 +8円 | 50.6% | 2.2% | 4.3% |
| 2022/11期 | 32円 | 増配 +6円 | 51.4% | 2.4% | 4.8% |
| 2023/11期 | 55円 | 増配 +23円(前年から+23円) | 66.2% | 3.9% | 5.9% |
| 2024/11期 | 63円 | 増配 +8円 | 64.9% | 4.3% | 6.6% |
| 2025/11期 | 70円 | 増配 +7円 | 62.6% | 4.6% | 7.4% |
| 2026/11期(予) | 72円 | 増配 +2円(中間36円+期末36円) | 59.3% | 4.6% | 7.5% |
2026/11期の配当性向59.3%は、筆者の計算です(72円÷10月14日修正後の1株利益121.38円)。会社の資料の61.4%は、当初予想の1株利益117.21円で計算した数字です。ROEの7.5%は1月時点の予想です。
純利益の読み方:特別損益を分けて見る
配当性向は純利益で計算します。純利益は、買収の特別利益や減損の特別損失で動きます。モリトの直近2期は、この影響が大きい年でした。
| 2025年11月期の純利益 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 純利益(会社開示) | 29.16億円 | 1株利益111.88円・配当性向62.6% |
| 特別利益:負ののれん発生益 | +11.05億円 | ミツボシコーポレーションの買収(2025年4月)で出た、一度だけの利益 |
| 特別損失:のれんの減損 | −8.25億円 | 米国子会社(MORITO SCOVILL AMERICAS)。関税や原材料高で将来の回収可能性を見直した |
| 差し引き | +2.80億円 | 特別損益の合計 |
| 特別損益を除いた純利益(単純な差し引き) | 26.36億円 | 1株利益に換算して101.1円。配当性向は69.2% |
出典は2025年11月期決算短信・説明資料と、2026年1月14日付「のれんの減損損失による特別損失の計上に関するお知らせ」です。除いた純利益は、税効果を考えない筆者の単純な差し引きで、会社の公表値ではありません。1株利益への換算は、純利益÷会社開示の1株利益(2916÷111.88)で求めた株数を使っています。
2026年11月期の9か月累計でも、同じ影響が出ています。純利益は前年同期比21.6%減ですが、前年同期の純利益に負ののれん発生益11.05億円が入っていたためです。
| 9か月累計(12〜8月) | 2025年 | 2026年 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 405.95億円 | 493.05億円 | +21.5% |
| 営業利益 | 23.77億円 | 29.17億円 | +22.7% |
| 純利益(会社開示) | 30.19億円 | 23.66億円 | -21.6% |
| 純利益(負ののれん発生益11.05億円を除く) | 19.14億円 | 23.66億円 | +23.6% |
出典は2026年10月14日付の第3四半期決算短信です(前年同期は、企業結合の会計処理の確定を反映した金額)。除いた前年同期の純利益は、筆者の単純な差し引きです。 売上は、Ms.ID・ミツボシコーポレーションの連結に加え、ヘルスケア関連、ゲーム関連、厨房機器関連が伸びました。久永製作所も新たに連結に加わっています。
業績の流れと、10月14日の予想修正
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | 1株利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/11期 | 484.78億円 | 21.16億円 | 4.4% | 16.74億円 | 62.2円 |
| 2023/11期 | 485.29億円 | 24.64億円 | 5.1% | 22.17億円 | 83.1円 |
| 2024/11期 | 485.37億円 | 28.68億円 | 5.9% | 25.72億円 | 97.12円 |
| 2025/11期 | 568.67億円 | 33.33億円 | 5.9% | 29.16億円 | 111.88円 |
| 2026/11期(予想) | 660.00億円 | 36.00億円 | 5.5% | 30.50億円 | 121.38円 |
出典は株探の業績推移と、会社の決算短信です(2026/11期は2026年10月14日修正後の会社予想)。2025/11期には、新たに連結したMs.ID(9か月分)とミツボシコーポレーション(6か月分)が入っています。
会社は2026年10月14日、通期予想を上げました。売上高は630億円から660億円、営業利益は35億円から36億円、純利益は30億円から30.5億円、1株利益は117.21円から121.38円です。配当予想の72円は変わっていません。 会社の説明では、中東情勢などで調達コストが増える傾向にある一方、流行に左右されにくい既存事業が堅調で、販売条件の見直しや生産効率の向上が効いたとしています。
| セグメント別(地域・9か月累計) | 売上高 | 前年同期比 | セグメント利益 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 361.22億円 | +24.6% | 20.29億円 | +15.0% |
| アジア | 72.63億円 | +18.0% | 7.65億円 | +29.2% |
| 欧米 | 59.20億円 | +8.7% | 5.11億円 | +56.5% |
出典は第3四半期決算短信(外部顧客への売上高)。一部の日系自動車メーカー向けは苦戦で、アジアと米国では自動車内装部品の売上が減った地域があります。
買収と現金:配当を支える土台
| 年度 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 現金等の残高 | 配当総額 | 営業CF÷配当総額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023/11期 | 43.99億円 | 0.77億円 | -19.83億円 | 130.09億円 | 14.68億円(推計) | 3.00倍 |
| 2024/11期 | 46.20億円 | 6.38億円 | -26.80億円 | 154.60億円 | 16.95億円 | 2.73倍 |
| 2025/11期 | 29.94億円 | -50.15億円 | -41.42億円 | 94.01億円 | 18.47億円 | 1.62倍 |
出典は株探の財務・キャッシュフロー推移と、2025年11月期決算短信です。配当総額は、2024年・2025年は短信の実額(16.95億円・18.47億円)、2023年は会社開示の配当性向×純利益(66.2%×22.17億円)による筆者の推計です。
営業キャッシュフローは、3期とも配当総額を上回りました。ただし2025年11月期は営業CFが29.94億円に減り、配当総額の1.62倍まで下がっています。 この年は、買収で投資CFが−50.15億円、配当や自己株式の取得で財務CFが−41.42億円となり、現金等は154.60億円から94.01億円へ60.59億円減りました。 それでも自己資本比率は71.8%(前期74.8%)、有利子負債は約29億円で、財務に余裕があります。
スクリーニング指標
数値は適時開示・株探の値です(配当利回り・PER・PBR・時価総額は2026年11月2日終値で計算)。
| 指標 | モリトの数値 | 目安・コメント |
|---|---|---|
| 配当利回り (株価に対する配当金の割合) |
4.00%(2026/11期予想72円) | 目安3.5%以上 ✅ |
| 自己資本比率 (総資産に占める自己資本の割合) |
71.8%(2026年8月末) | 40%以上 ✅ 2024年11月末は74.8%。会社は約60%への低下を想定 |
| 有利子負債倍率 (自己資本に対する有利子負債の倍率) |
0.07倍(2025年11月末) | 1倍以下 ✅ 有利子負債は約29億円 |
| PER (株価収益率・割安度の目安) |
14.83倍(2026/11期予想1株利益121.38円) | 15倍以下 ✅ 予想の達成が前提 |
| PBR (株価純資産倍率) |
1.10倍(2026年8月末の1株純資産1,630.2円) | 1.5倍以下 ✅ |
| 配当性向 (利益のうち配当に回す割合) |
59.3%(2026/11期予想) | 20〜60% ⚠️ 上限に近い水準。特別損益を除いた2025年11月期は69.2% |
| ROE (自己資本利益率・経営効率) |
7.4%(2025/11期) | 8%以上 ⚠️ 届いていません。会社目標は2031年11月期に12% |
| 営業キャッシュフロー (本業で稼いだ現金) |
29.94億円(2025/11期) | 毎期プラス ✅ 2023〜2025年の3期とも配当総額を上回る(1.62〜3.00倍) |
| 時価総額 (会社全体の値段) |
482億円 | 500億円以上 ⚠️ わずかに届かない小型株 |
| 連続増配年数 | 5期(2021〜2025/11期) | ✅ 予想を含めると6期。ただし2021年は2020年の減配からの回復 |
📊 上の指標は、どれをどの順番で見るかで判断が変わります。見方は高配当株を買う前に見る5つの数字にまとめています。
8期分のグラフ
買う前に確かめたい3つのこと
- 次の配当は期末36円の予想で、権利付最終日は2026年11月26日(木):中間36円の基準日は過ぎています。100株で税引前3,600円(2.00%)です。11月26日までに買う必要があるので、日程に余裕がありません。
- 2027年1月中旬の通期決算で、2027年11月期の配当予想を見る:DOE5.0%基準が数字で出ます。この記事の試算(81.5円)と比べると、方針の効き方が分かります。
- 特別損益を除いた利益で配当性向を見る:2025年11月期は69.2%でした。2026年11月期の予想は59.3%で、第4四半期(営業利益6.83億円が必要)の結果で動きます。
🐨 コアラ先生のひとこと
この銘柄に注目した理由:
「累進配当」と「DOE」を、実際に導入した会社の数字で確かめられる題材だったからです。
会社が基準を5.0%に上げたあと、配当がいくらになるかを、純資産から試算できます。結果は81.5円(今期予想の72円から+13.2%)でした。
初心者へのアドバイス:
100株で180,000円です。年末の権利を取る場合の期限は11月26日で、あまり日がありません。
慌てて買うより、2027年1月の決算で配当予想を見てからでも遅くありません。小型株は売買が少ない日があるので、成行より指値が向きます。
注意点:
累進配当は「減らさない方針」で、約束ではありません。2020年11月期には減配した実績があります。
純利益は、買収の特別利益や減損で大きく振れます。M&Aを積極化する計画なので、のれんの減損が再び出る可能性もあります。優待の有無は未確認です。
よくある質問
ホックやマジックテープ®など衣料・靴・バッグ用の付属品、雑貨・ヘルスケア・厨房機器サービス、自動車・鉄道・航空機の内装部品を扱う専門商社です。1908年に大阪で、ハトメ・ホックの仲買商として創業しました。売上の構成は、9か月累計でアパレル関連60.2%、プロダクト関連29.1%、輸送関連10.1%です。東証プライム市場に上場する11月決算の会社で、時価総額は482.4億円です(2026年11月2日終値)。
2026年11月2日終値1,800円と、2026年11月期の会社予想配当72円で計算すると4.00%です。前期実績の70円で計算すると3.89%です。株価は毎日動くため、最新の利回りはYahoo!ファイナンスで確認してください。
会社は2027年11月期の配当から、累進配当とDOE5.0%の基準を適用すると開示しました。2026年8月末の純資産404.03億円に5.0%をかけると配当総額は20.20億円で、株数24,783,651株で割ると1株81.5円です(会社の9月30日の開示の株数で割ると80.0円)。これは筆者の試算で、会社が示した金額ではありません。純資産は期末までに変わり、DOE5.0%は約束ではなく基準です。2027年11月期の配当予想は、例年1月中旬の通期決算で出ます。
2026年11月期の9か月累計で、純利益は前年同期比21.6%減の23.66億円ですが、営業利益は22.7%増の29.17億円です。前年同期の純利益には、買収で出た負ののれん発生益11.05億円が入っていました。これを除くと、前年同期は19.14億円で、今期は23.6%増です(筆者の単純な差し引き)。会社は通期予想を10月14日に上げ、配当予想の72円は据え置いています。
2026年11月期の72円のうち、中間配当36円は基準日が5月31日で、すでに過ぎています。次に受け取れるのは、期末配当の予想36円です。基準日は11月30日(月)で、権利付最終日は2026年11月26日(木)です。1,800円に対する期末36円は2.00%(半年分)で、100株なら税引前3,600円、手取りは2,869円です。前期の期末配当の効力発生日は2026年2月27日でした。
あります。2020年11月期に、26円から18円へ減配しました。この年は純利益が4.70億円に落ち、配当性向は104.8%でした。2021年11月期に26円へ戻し、2025年11月期の70円まで5期連続で増配しています。2026年11月期の予想は72円です。累進配当は2027年11月期からの方針で、約束ではありません。
この記事で確認できた会社の資料(決算短信、決算説明資料、中期経営計画、株主総会招集通知、IRページの株式情報)には、株主優待の記載がありません。有無は未確認です。購入前に、会社のIRページでご確認ください。
配当方針・自己株式取得・中期経営計画
モリトの2026年7月14日付「利益配分に関する基本方針の変更(DOE基準引き上げおよび累進配当の導入)に関するお知らせ」「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ」「第9次中期経営計画『ACTION 1000』」と、2026年10月5日付「自己株式の取得状況に関するお知らせ」を、日本取引所グループ(JPX)の適時開示から取得しました。
業績・予想・財務
2026年10月14日付の第3四半期決算短信と「2026年11月期連結業績予想の修正に関するお知らせ」、2026年1月14日付の2025年11月期決算短信・決算説明資料・「のれんの減損損失による特別損失の計上に関するお知らせ」、2026年1月23日付「剰余金の配当及び別途積立金の取り崩しに関するお知らせ」です。
自己資本比率、純資産、発行済株式数(26,800,000株)、自己株式(2026年8月末2,016,349株)、配当、キャッシュフロー、セグメント別の数字は、これらの原文によります。
会社資料の食い違い
2026年7月14日の方針変更の資料の参考欄は、2025年11月期の配当を「中間34円・期末36円」としていますが、決算短信と1月23日の配当決定の開示は「中間33円・期末37円」(合計70円)です。この記事は、決算短信の数字を使っています。
過去の業績・キャッシュフロー・株価
株探(kabutan.jp/stock/finance?code=9837)を2026年11月3日に取得しました。株価はYahoo!ファイナンスの日足(2026年11月2日終値)です。売買代金は、直近20営業日の「終値×出来高」の平均(約1.4億円)を、同じ日足から計算しました。
計算の前提
利回り=配当÷株価、PER=株価÷予想1株利益(121.38円)、PBR=株価÷2026年8月末の1株純資産(自己資本40,403百万円÷株数24,783,651株=1,630.2円)、DOE=配当総額÷期末の自己資本。配当性向は、特記がなければ1株配当÷1株利益、会社開示値は出典欄に記載しています。
試算の配当は、純資産40,403百万円×5.0%÷24,783,651株です。株数の「自己株式」には、役員向けの株式給付信託が保有する株式を含みます(決算短信の注記)。
配当総額の2023年と、特別損益を除いた純利益は、筆者の推計・単純な差し引きです。権利付最終日は、基準日(2026年11月30日・月)の2営業日前にあたる11月26日(木)です。株主優待は確認していません。
最新情報を確認する
最新の株価・配当情報は必ず以下でご確認ください。
あわせて読みたい
- 累進配当・DOE・総還元性向の違い|「累進配当」が約束ではない理由と、DOEの計算式
- エプコ(2311)高配当株分析|「配当性向50%目安」を5年分で検算した小型株
- 大倉工業(4221)高配当株分析|配当を普通と特別に分けて見る
- 権利付最終日2026年カレンダー|基準日・権利付最終日・権利落ち日の考え方
- 配当落ちで下がった株価は、いつ戻るのか|60銘柄344回の実測
- 高配当株を買う前に見る5つの数字|この記事の指標表の読み方
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
📣 気になった銘柄、口座を開いて購入してみよう
楽天証券・SBI証券はどちらも口座開設・維持費が無料。
NISA口座も同時に開設すれば、配当金を非課税で受け取れます。
小型株を選ぶ時は、業種を分けて持つと値動きが偏りません。考え方はセクター分散の記事にまとめました。
【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 株価・配当利回り・PER・PBRは2026年11月2日時点、配当・業績は2025年11月期の実績と2026年11月期の会社予想(2026年10月14日修正)、財務は2026年8月末です(出典:適時開示・株探・Yahoo!ファイナンス)。 DOE5.0%基準に基づく配当の試算、特別損益を除いた配当性向、配当総額の推計は筆者の計算で、会社の公表値ではありません。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。
毎週土曜の朝、
利回り5%以上の銘柄リストが届きます
当ブログで解説している銘柄のうち、配当利回り5%以上のものを毎週まとめてお届けします。株価は金曜終値、配当は実際に支払われた実績ベース。計算の前提もすべて明記しているので、ご自身で確かめられます。
LINEで受け取る(無料)メールアドレスの入力は不要です。
いつでもブロックできます。
特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。
次に読まれている記事
高配当株スクリーニングの方法 →