手取り別、毎月いくら積み立てる?公務員の積立額の決め方【20〜40万円の計算表】

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「毎月いくら積み立てるか」は、最初に迷う点です。結論は3つです。 積立額の上限は、手取りから毎月の支出と生活防衛資金(急な出費や収入減に備える、すぐ使える貯金)の積立を引いて出します。最初は、その上限の半分から始めます。 手取りに対する割合の目安は、10%からです(私の目安)。 そして、金額より先に、毎月自動で引き落とす仕組みを作ります。

総務省の家計調査(2025年)では、二人以上の勤労者世帯は、手取りに近い可処分所得の35.0%が黒字でした。 ところが、有価証券の純購入は月5,059円です。余ったお金の多くは、預貯金に残っています。

📌 この記事でわかること
  • 状況別に、積立額をどう決めるかが分かる判定表
  • 平均の家計は、手取りのどれだけを残し、どれだけ投資に回しているか
  • 手取り20〜40万円の、積立額の計算表
  • 自分の積立額を出す3つの手順(計算例つき)
  • 月1万・3万・5万円を10年・20年積み立てた金額
  • NISAとiDeCoの枠に収まるかの確認
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平均の家計の黒字、手取り別の積立額の目安、自分の上限の出し方(計算例)、毎月3万円を積み立てた金額、続ける3つの工夫を、約3分半で見られます。記事はこの続きで、家計調査の表、FAQまで載せています。

まず結論:状況別、積立額の決め方

あなたの状況積立額の決め方理由
生活防衛資金が、月の支出の3か月分に届いていない先に生活防衛資金。積立は月5,000円〜1万円の少額で、習慣だけ作る株価が下がった月に、売らずに待つ余裕が要るため
リボ・カードローンの残高がある返済が先。積立はその後金利の支払いは、投資の成績に関係なく出ていくため
生活防衛資金があり、残高もない上限(手取り−支出−生活防衛資金の積立)の半分から。目安は手取りの10%下落しても生活が動かない額に抑えるため
半年続けて、生活が苦しくなかった手取りの20%を目標に、年1回、増やすか決める積立額は、一気に増やすより、続けられる額に寄せるほうが崩れにくいため

※統計の数字は総務省統計局の家計調査(2025年)、NISAの枠は金融庁の公式ページで確認しました(2026年10月21日)。「半分」「10%」「20%」「3か月分」は、私が使っている目安で、制度や統計で決まった数字ではありません。

1. 平均の家計は、手取りの35%が黒字。でも投資は月5,059円

総務省の家計調査(2025年平均)の数字です。対象は、二人以上の世帯のうち勤労者世帯(世帯主の平均年齢51.0歳・平均世帯人員3.20人)で、1か月あたりの平均額です。 可処分所得は、実収入から直接税や社会保険料などを引いた額で、手取りに近い数字です。

項目月平均額割合・備考
可処分所得(手取りに近い額)532,408円100%
消費支出346,297円65.0%(平均消費性向)
黒字(可処分所得−消費支出)186,111円35.0%
黒字の内訳:金融資産の純増194,870円預貯金・保険・有価証券の純増の合計
 うち預貯金の純増177,061円金融資産の純増の約91%
 うち保険の純増12,751円金融資産の純増の約6.5%
 うち有価証券の純購入5,059円金融資産の純増の約2.6%

※出典:総務省統計局「家計調査 2025年(令和7年)家計の概要」。割合は、公表値から私が計算しました。黒字は、可処分所得から消費支出を引いた額です。有価証券の純購入は、有価証券(株式・債券など)の購入額から売却額を引いた額です。黒字の内訳には、ほかに土地家屋借金の純減(30,173円)などがあるため、金融資産の純増は黒字と一致しません。

平均の家計は、手取りの3分の1ほどが残っています。ただし、金融資産の純増(19.5万円)の約91%は預貯金で、有価証券の純購入は月5,059円(約2.6%)です。 つまり、平均では、積立額が足りないというより、残ったお金が、積立の形になっていない家計が多い、と読めます。

この統計は、公務員だけの数字ではありません。この平均の持家率は82.2%で、家賃を払っている人は、同じ手取りでも残る額が小さくなります。世帯の人数や教育費でも、残る額は変わります。 自分の家計に当てはめる前に、世帯主の年齢別の黒字率も見ておきます。

世帯主の年齢可処分所得消費支出黒字率
40歳未満541,537円301,216円44.4%
40〜49歳578,733円353,622円38.9%
50〜59歳569,865円374,940円34.2%
60歳以上432,730円335,910円22.4%

※総務省統計局「家計調査 2025年(令和7年)家計の概要」の、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の月平均額。黒字率は、同資料の表の公表値です。

2. 手取り別の積立額:計算表

手取りは、給与明細の「差引支給額」で見ます。ボーナスは含めず、毎月の額で考えます。 表は、手取りに積立率をかけた、毎月の積立額です。

手取り(月)5%10%(始める目安)20%(続けられたら)30%
20万円1.0万円2.0万円4.0万円6.0万円
25万円1.25万円2.5万円5.0万円7.5万円
30万円1.5万円3.0万円6.0万円9.0万円
35万円1.75万円3.5万円7.0万円10.5万円
40万円2.0万円4.0万円8.0万円12.0万円

10%は、統計の平均の黒字率(35%)の3割弱です。20%は、黒字率が低めの60歳以上の世帯(22.4%)と近い水準です。 30%を超えると、特別な支出や収入の減少で、積立を止める月が出やすくなります(私の見方)。

⚠️ 表の割合は、そのまま使わない

この表は、手取りだけで計算した目安です。毎月の支出や生活防衛資金は反映していません。 住居費や家族の人数が違えば、同じ手取りでも、積み立てられる額は変わります。3章の手順で、自分の上限を出してください。

3. 自分の積立額を出す3つの手順

  1. 手取りを決める。直近3か月の給与明細の「差引支給額」の平均を使います。
  2. 毎月の支出を決める。家賃・食費・通信費などの毎月の額に、年払いのもの(保険料・税金・帰省費など)を12で割って足します。
  3. 生活防衛資金の積立を引く。目標は月の支出の3〜6か月分です。足りない額を、何か月で用意するかで、毎月の積立額を決めます。

上限は、手取り − 毎月の支出 − 生活防衛資金の積立です。最初に投資へ回すのは、その半分までにします。

🧮 計算例(数字は仮のものです)

手取り28万円、毎月の支出(年払いを含む)22万円で、生活防衛資金の積立が月2万円の場合。
上限=28万円−22万円−2万円=4万円。最初の積立は、その半分の2万円までです。
生活防衛資金が埋まったあとは、上限が28万円−22万円=6万円になり、半分の3万円が目安です。
この家計では、手取りの10%(2.8万円)と、ほぼ同じ額になります。

生活防衛資金の考え方は共済貯金とNISAの記事、ボーナスの扱いは公務員のボーナスでNISAを始めるにまとめました。 支出を減らして積立額を増やしたい場合は、月3万円を作る節約術が参考になります。

4. 月1万・3万・5万円を積み立てると、いくらになるか

毎月の積立額を決めたら、将来の金額も見ておきます。次の表は、毎月末に積み立てた場合の単純計算です。 年率は、0%(元本のまま)・3%・5%と仮定しました。手数料と税金は引いていません(NISAなら、運用益は非課税です)。

毎月の積立額期間元本年率0%年率3%年率5%
1万円10年120万円120万円139万円154万円
20年240万円240万円327万円406万円
3万円10年360万円360万円418万円463万円
20年720万円720万円981万円1,217万円
5万円10年600万円600万円697万円772万円
20年1,200万円1,200万円1,634万円2,029万円

※年率を月の複利に換算した単純計算(私が計算)。将来の利回りを予想する数字ではなく、保証もありません。実際は、値下がりして元本を割ることもあります。

月3万円を20年続けると、元本は720万円です。年率3%の仮定なら、約981万円になります。 ただし、差の大きな部分は「続けた期間」です。同じ月3万円でも、10年なら418万円で、20年の半分以下です。 積立額を背伸びして途中で止めると、この表の結果には届きません。続けられる額を、長く積むことが前提です。

5. NISAとiDeCoの枠に収まるか確認する

積立額が決まったら、制度の上限に収まるか確認します。

制度上限月の積立額に直すと
NISA つみたて投資枠年120万円月10万円
NISA 成長投資枠年240万円月20万円
NISA 年間の合計年360万円(生涯1,800万円)月30万円
iDeCo(公務員)月5.4万円(2026年12月から)月5.4万円

※NISAは金融庁の公式ページ、iDeCoはiDeCoの上限改正の記事で確認した数字です。

手取り40万円の30%(12万円)は、つみたて投資枠(月10万円)を超えます。その場合は、成長投資枠かiDeCoで受ける形になります。 月3万円(年36万円)なら、NISAの年間枠360万円の10%で、枠は十分に余ります。 NISAとiDeCoのどちらを先にするかは、公務員はiDeCoとNISA、どっちが先?で整理しました。

6. 続く金額にする3つの工夫

  • 引き落とし日は、給料日の直後にする。使う前に、積立に回ります(設定できる日は、証券会社ごとに確認してください)
  • 増やすのは、年1回にする。給料が上がった月や、生活防衛資金が埋まった月に、増やすかどうかを決めます
  • 下がった月は止めない。止める判断をするのは、生活防衛資金を使い切ったときだけにします

積立額を、後から減らすことはできます。ただし、「毎月の額を決める」と「今月は止める」を何度も繰り返すと、続かなくなります。 最初は、上限の半分という、余裕のある額で始めるのは、このためです。

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📣 積立額が決まったら、口座を先に用意しておく

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申込の流れは楽天証券の口座開設ガイド、他社との比較は証券口座の比較記事を見てください。

よくある質問

Q. 手取りの何%を積み立てるのがよいですか?

決まった数字はありません。総務省の家計調査(2025年)では、二人以上の勤労者世帯の黒字率は平均35.0%でした。世帯主が40歳未満は44.4%、60歳以上は22.4%です。私の目安は、手取りの10%から始め、続けられたら20%です。ただし、毎月の支出と生活防衛資金で上限が決まるため、割合より、上限の出し方を優先してください。

Q. 手取りが20万円でも、積立を始めてよいですか?

生活防衛資金が月の支出の3か月分以上あり、リボ払いやカードローンの残高がなければ、月5,000円〜1万円から始められます。手取り20万円の10%は月2万円ですが、上限の半分までに抑えます。生活防衛資金が足りない場合は、先に用意します。

Q. ボーナスは、毎月の積立額に含めて考えますか?

別に考えます。毎月の積立額は、毎月の手取り(給与明細の差引支給額)から決めます。ボーナスは年2回なので、使う額と買う回数を別に決めます。決め方は、公務員のボーナスでNISAを始めるにあります。

まとめ

  • 積立額の上限は、手取り − 毎月の支出 − 生活防衛資金の積立。最初は、その半分から
  • 手取りに対する目安は10%から、続けられたら20%(私の目安)
  • 平均の勤労者世帯は、手取りの35%が黒字。ただし、有価証券の純購入は月5,059円(2025年・家計調査)
  • 月3万円を20年続けると、元本は720万円。年率3%の仮定で約981万円(保証はない)
  • NISAのつみたて投資枠は月10万円まで、iDeCo(公務員)は月5.4万円まで

今日やるのは、直近3か月の給与明細の「差引支給額」を出して、毎月の支出を書き出し、上限を計算することです。 上限が出れば、その半分が、最初の積立額です。

【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。家計の数字は総務省統計局「家計調査 2025年(令和7年)家計の概要」、NISAの枠は金融庁の公式ページ(いずれも2026年10月21日確認)に基づきます。家計調査は公務員だけの統計ではなく、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の平均です。手取りに対する割合と将来額の表は、公表値から私が計算した単純計算で、将来の利回りを予想・保証するものではありません。「手取りの10%・20%」「上限の半分」は私の目安で、制度や統計で決まった数字ではありません。生活防衛資金の3〜6か月分は、一般的に使われる目安です。株式投資・投資信託には元本割れのリスクがあります。家計の状況は人によって異なるため、判断に迷う場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。当ブログは投資助言業者ではありません。