公務員のボーナスでNISAを始める|12月10日までにやる3つのこと

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

2026年12月10日(木)に、国家公務員の期末手当・勤勉手当が支給されます。勧告どおりなら、一般の職員の12月分は2.375月分です。 まだNISAを始めていない人にとって、年に2回のまとまった入金は、始めるいちばん自然なきっかけです。

12月10日までに決めるのは3つです。口座を申し込む日、使う金額、買う回数です。口座は11月中に申し込み、使う額は生活防衛資金(急な出費や収入減に備える、すぐ使える貯金)を引いた残りの範囲で決めます。

📌 この記事でわかること
  • 12月10日にいくら入るか(支給日と月数の根拠つき)
  • ボーナスをNISAに回してよい人と、先に別のことをする人の見分け方
  • まとめて買う成長投資枠(年240万円)に対して、ボーナス1回分は何割か
  • 楽天証券の口座開設にかかる日数と、11月中に申し込む理由
  • 何を買うか(投資信託と個別株)の考え方
  • 12月に一度で買うか、12月と1月に分けるか
🎬 この記事の内容を動画で見る(3分7秒)
12月10日にいくら入るか、NISAに回してよい人、使う額の目安、何を買うか、口座開設の日数、買う回数を、約3分で見られます。記事はこの続きで、支給日と月数の根拠、楽天証券の公式の日数、FAQまで載せています。

まず結論:あなたは12月のボーナスでNISAを始めてよいか

いまの状況判定なぜ
生活防衛資金が3〜6か月分ある
リボ・カードローンの残高はない
始めてよい回すのは余ったお金だけになるため
生活防衛資金が1〜2か月分しかない先に生活防衛資金を作る株価が下がった月に、売らずに待つ余裕が要るため
リボ・カードローンの残高がある返済が先金利の支払いは、投資の成績に関係なく出ていくため
他の金融機関でNISA口座を持っている先に確認するNISA口座は1人1つで、重なると開設できないため(4章)

※生活防衛資金の3〜6か月分は、一般的に使われる目安です。法律や制度で決まった数字ではありません。

1. 12月10日に、いくら入るのか

項目内容
基準日12月1日(この日に在職している職員が対象)
支給日12月10日(2026年は木曜)。土曜に当たる年は前日、日曜に当たる年は前々日
2026年12月期の月数
(一般の職員・勧告)
期末手当 1.2875月分 + 勤勉手当 1.0875月分 = 2.375月分

支給日は人事院規則9-40の第14条と別表第三、月数は2026年8月7日の人事院勧告の原文で確認しました。 2026年は、年間の月数を4.65月から4.70月に増やす分(+0.05月)を、12月期だけに乗せる形です。

基礎額を30万円と仮定すると、次の計算になります。

項目計算金額
期末手当30万円 × 1.2875386,250円
勤勉手当30万円 × 1.0875326,250円
合計(支給額)30万円 × 2.375712,500円

※在職期間が足りる職員で、勤勉手当の成績が標準の場合の例です。実際の基礎額は俸給や手当によって変わります。支給額から共済の掛金や所得税などが引かれるため、手元に残る額は明細の「差引支給額」で確認してください。

⚠️ 2.375月分は「勧告」の数字で、法律はこれから

人事院の勧告は、国会と内閣に対する勧告です。給与法が改正されて、はじめて確定します。2026年10月19日時点で、この改正の成立は確認できていません。

金額は、12月10日の給与明細で確認してください。投資に回す額は、明細の差引支給額を見てから決めれば間に合います。

地方公務員の支給日と月数は、各自治体の条例で決まります。国に合わせる自治体が多いものの、同じとは限りません。職場の通知で確認してください(2026年人事院勧告の記事にも整理しています)。

2. 使う額は「手取り − 生活防衛資金の不足分」の半分までにする

12月10日の前に、やることは3つです。

  1. 去年の12月の明細を開く
    「差引支給額」が、手元に残る額の目安になります。今年の月数は去年と違いますが、手取りの感覚はつかめます。
  2. 生活防衛資金の不足分を決める
    月の支出の3〜6か月分から、いまの預金を引きます。不足があれば、ボーナスのその分は預金に残します。共済貯金に預ける場合の比べ方は共済貯金とNISAの記事にまとめました。リボ・カードローンの残高があれば、先に返します。
  3. 残りの半分までを投資に回す
    最初の年は、残りの半分までにします。理由は、投資を始めた直後に値下がりしても、生活が動かない額に抑えるためです。

例:手取りが50万円で、生活防衛資金の不足が10万円なら、残りは40万円です。最初に投資へ回すのは20万円までです。 「半分」は、コアラ先生の目安で、統計に基づく数字ではありません。

ボーナスは年2回しか来ません。毎月の積立と組み合わせると、買う時期が分かれます。月の積立額の決め方は月3万円から始めるポートフォリオが参考になります。

3. まとめて買う成長投資枠(年240万円)に対して、ボーナス1回分は約3割

金融庁の案内では、2024年からのNISAの年間投資枠は、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円の合計360万円です。 生涯の非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円までです。

2つの枠は、買い方が違います。つみたて投資枠は、積立で買う枠です。ボーナスをまとめて買うときは、成長投資枠(年240万円)を使います。

前の章の例の71.25万円(基礎額30万円の12月分)は、成長投資枠240万円の29.7%(約3割)です。ボーナス1回分で、枠が足りなくなることはありません。 制約になるのは枠ではなく、使ってよいお金の額です。

高配当株をNISAで買う場合は、配当の受取方法の設定が別に要ります。設定しないと、配当に税金がかかります。手順は株式数比例配分方式の記事にまとめました。

何を買うか:投資信託と個別株(高配当株など)

大きく分けて、2つあります。投資信託は、少ない金額から、世界の株式などにまとめて分散でき、手間がかかりません。個別の株(高配当株など)は、配当金がもらえますが、株価は会社ごとに動き、配当が減ることもあります。どちらが正しいかは、目的で決まります。この記事は、特定の商品を勧めるものではありません。選び方は、年間投資計画の記事と公務員のためのNISA活用術にまとめています。

4. 口座の申込は11月中にする。楽天証券の公式の日数

12月10日に入金されてから口座を作り始めると、買えるまでに間が空きます。楽天証券の公式ページ(2026年10月19日に確認)で、日数は次のとおりです。

本人確認の方法口座開設完了までの日数
スマホ撮影(マイナンバーカードまたは運転免許証)最短で翌営業日(ログインIDをメールで通知)
スマホアプリでマイナンバーカードを読み取り最短で翌営業日
書類アップロード(住民票の写しなど)約5営業日(ログインIDを郵送)

ログインIDが届いたら、初期設定(通常5分程度)を済ませます。公式ページには、初期設定が済むとNISAで取引できる、と書かれています。初期設定では、勤務先も入力します。公務員の書き方と、職場に伝わる情報は口座の職業・勤務先欄の記事にまとめました。 その後の税務署の審査(NISA口座の本開設)には、通常1〜2週間かかります。

申込内容に不備があると、通常より日数がかかると、公式ページに書かれています。 余裕を持って、11月中に申し込むのが安全です。

⚠️ すでに他社でNISA口座がある人は、先に確認する

楽天証券の案内では、税務署の審査で他社のNISA口座の保有が分かると、開設できません。その場合、楽天証券でのNISA口座の取引は、課税口座(一般口座)の扱いに変更されます。 変更の間(約3営業日)は、保有商品を売れません。

銀行や別の証券会社でNISA口座を作った記憶がある人は、申込の前に確認してください。

年末の他の期限(NISA・投資信託・12月末の配当の権利)は、年末の株の期限カレンダーにまとめました。国内株の年内の最終日は12月28日(月)15:30です。

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

📣 11月中に、口座の申込だけ済ませておく

口座開設は無料・維持費も0円です。NISA口座は、総合口座と同時に申し込めます。
他の証券会社と比べたい人は証券口座の比較記事、申込の流れは楽天証券の口座開設ガイドを見てください。

5. 12月に一度で買うか、12月と1月に分けるか

NISAの年間枠は、年ごとに別です。2026年の枠は12月中、2027年の枠は1月から使えます。ボーナスで買う方法は、2通りあります。

方法やり方向く人
A. 12月に一度で買う決めた額を、12月中に1回で買う買う時期を悩みたくない人
B. 12月と1月に分ける(推奨)決めた額の半分を12月に、残りを1月に買う初めて買う人

推奨はBです。理由は、初めての人は、買った直後に値下がりすると不安になり、売ってしまいやすいからです。2回に分けると、片方が高値でも、もう片方で平均が下がる場合があります。 一度で買う場合のほうが、結果が良くなる年もあります。どちらが得かは、買った後にしか分からず、この記事では過去データでの検証はしていません。

何を買うかは別の記事にまとめています。公務員のための新NISA活用術、最初の5銘柄の選び方、1株から買えるS株が参考になります。

⚠️ 12月に買うなら、年末の締切を先に調べる

NISAの枠は、注文した日ではなく、受渡日(約定の数営業日後)で数えると、多くの証券会社が案内しています。12月下旬の注文は、受渡日が翌年になり、2027年の枠に入ることがあります。

年内に買いたい場合は、利用する証券会社が11月〜12月に出す「年末年始の取引スケジュール」で、商品ごとの最終日を確認してください。投資信託は、ファンドごとに最終日が違います。

よくある質問

Q. 公務員の12月のボーナスは、いつ支給されますか?

国家公務員は、基準日の12月1日に在職する職員に、12月10日に支給されます。土曜に当たる年は前日、日曜に当たる年は前々日です。2026年12月10日は木曜なので、前倒しはありません。地方公務員の支給日は、各自治体の条例で決まります。

Q. 2026年12月のボーナスは、必ず2.375月分ですか?

いいえ。2.375月分は、2026年8月の人事院勧告で示された、一般の職員の数字です。勧告は給与法の改正を経て確定します。勤勉手当は成績で変わり、特定管理職員や再任用短時間勤務職員は月数が異なります。実際の額は、12月10日の給与明細で確認してください。

Q. iDeCoとNISAは、どちらを先に始めるべきですか?

用途が違います。iDeCoは掛金が所得控除になる代わりに、原則60歳まで引き出せません。NISAはいつでも引き出せますが、所得控除はありません。12月10日までに間に合わせたい場合は、口座開設が早いNISAを先にする方法があります。iDeCoの上限は2026年12月に引き上がります(iDeCo改正の記事)。

Q. 他の金融機関で、すでにNISA口座を持っています。どうすればよいですか?

NISA口座は1人1つです。楽天証券の案内では、税務署の審査で他社の保有が分かると、開設できません。先に今の金融機関で、NISA口座があるかを確認してください。あれば、金融機関の変更手続きを、今の金融機関に問い合わせます。

Q. 子どもがいる場合は、こどもNISAも同時に始められますか?

こどもNISAの申込には、親権者の総合口座が要ります。親の口座を先に作っておくと、手続きがそのまま進みます。申込の流れと必要書類はこどもNISAの始め方にまとめました。

まとめ

  • 国家公務員の12月のボーナスは12月10日(木)に支給される。勧告どおりなら一般の職員は2.375月分
  • 2.375月分は勧告の数字で、確定は給与法の改正後。投資額は明細の差引支給額を見て決める
  • 使う額は、手取りから生活防衛資金の不足分を引いた残りの半分まで(コアラ先生の目安)
  • ボーナスをまとめて買うのは成長投資枠(年240万円)。ボーナス1回分は約3割で、枠は足りなくなる心配がない
  • 楽天証券はスマホ本人確認で最短翌営業日。税務署の審査は1〜2週間。申込は11月中
  • 買い方は、12月と1月に分ける方法を推奨。12月に買うなら年末の締切を先に確認する

今日やるのは、口座の申込と、去年の12月の明細を開くことの2つです。買う商品を決めるのは、そのあとで間に合います。

【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。支給日は人事院規則9-40、月数は人事院「令和8年人事院勧告・報告」(2026年8月7日)、NISAの枠は金融庁の案内、口座開設の日数は楽天証券の公式ページ(2026年10月19日確認)に基づきます。勧告は給与法の改正を経て確定するため、実際の支給額は給与明細で確認してください。地方公務員の給与は各自治体の条例等で決まります。「残りの半分まで」は、コアラ先生の個人的な目安です。生活防衛資金の3〜6か月分は、一般的に使われる目安です。証券会社の手続きの日数や締切は変更されることがあるため、申込の前に各社の公式案内をご確認ください。株式投資には元本割れのリスクがあります。個別の税務上の取り扱いは、所轄の税務署または税理士にご相談ください。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。当ブログは投資助言業者ではありません。