本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
先月末、証券会社から通知が届きました。配当金が7,000円、口座に入金されましたという内容です。
この日、私がやったことは2つだけです。金額を見たことと、年間の合計を書き足したこと。 時間にして3分もかかりません。株価は見ていませんし、その銘柄を持ち続けるかどうかも考えていません。
最初からこうだったわけではありません。以前は入金のたびに証券アプリを開き、 次に買う銘柄を探していました。それをやめた理由を書きます。
この記事では入金元の銘柄名を書きません。特定の会社の話になると、記事の趣旨(入金の日に何をするか)がぼやけるうえ、 持ち続けることを勧めているように読まれてしまうためです。当ブログは投資助言業者ではありません。金額と時間だけで十分伝わります。
入金の日にやっているのは、この2つです
順番に書きます。どちらも判断を伴いません。
- 金額を見る——通知に書かれた入金額を確認します。それだけです
- 年間の合計を更新する——表計算ソフトに1行足して、今年ここまでの合計を出し直します
反対に、やらないことも決めています。
- 株価を見ない
- その銘柄を持ち続けるか考えない
- 次に買う銘柄を探さない
入金の日に、新しく分かることは何もない
やめた理由は単純です。入金の日には、判断の材料が1つも増えていないからです。
受け取る金額は、入金の日に決まるものではありません。権利確定日の時点ですでに確定しています。 期末配当なら、そのおよそ3か月前です。私の口座に7,000円が入った日、その金額は3か月前から決まっていました。 通知は結果の報告であって、新しい情報ではありません。
株価も同じです。入金の日の値動きは、配当とは関係のない理由で動いています。 その日に開いたアプリの画面は、前の週に開いた画面と何も変わりません。
以前、減配のお知らせが届いた日に持ち株を売ったことがあります。あとで振り返ると、 売ると決めてから、売る理由を探していました(減配のお知らせが届いた日にやったこと)。 入金の日も構造は同じです。お金が入った高揚感のまま銘柄を探すと、買う理由をあとから付けることになります。 だから入金の日は、何も決めない日にしました。
1回の金額では何も分かりません。だから合計を書きます
では、なぜ年間の合計だけは更新するのか。1回の入金額を見ても、増えているのか減っているのかが分からないからです。
同じ銘柄でも、中間配当と期末配当は同額とは限りません。実際に高配当株60銘柄を調べたところ、 中間と期末が同額なのは45%だけで、期末のほうが多い会社が53%と過半数でした (配当が年1回しかない高配当株が4社)。 今回の7,000円が前回より多くても、それは増配とは限りません。
1年ぶんを足して初めて、去年と比べられます。比べられる単位まで持っていくのが、この3分の作業です。
5年前、1年間の配当は25,000円でした
記録を続けてきたので、数字が残っています。
| 年 | その年の配当(年間) | そのときの状況 |
|---|---|---|
| 2021年(投資1年目) | 25,000円 | 初めて配当を受け取った年。10銘柄を100株ずつ |
| 投資3年目 | 約30,000円 | 転職を考えていた頃。月換算2,500円 |
| 2026年(見込み) | 約500,000円 | 12月末までに受け取る見込みの合計 |
※2021年と投資3年目の数字は初めて配当金が振り込まれた日、30代公務員の転職と配当金に書いたものと同じです。
いずれも1年間で受け取った配当の合計です。年25,000円が、5年で約50万円になる見込み。 20倍です。今年はまだ途中なので、50万円は12月末までの見込み額になります。
20倍になった理由は、増配ではありません
ここは正直に書きます。年間25,000円が約50万円になるのは、増配のおかげではありません。 給与から買い増しを続けて、銘柄数と株数が増えた結果です。
高配当株の増配は、速い会社でも年に数%です。当ブログで実測した60銘柄では、 3年間の増配率の中央値は23.6%でした(増配している47社のうち7社は、物価に負けていました)。 5年で20倍になる増配率は存在しません。
配当が勝手に増えていく魔法はありません。増えたぶんの大半は、入金とは別のところで作りました。 この記事を読んで「5年で20倍」を期待してほしくないので、先に書いておきます。
では、いつ見るのか
入金の日に見ないなら、いつ見るのか。私は3つに決めています。
| タイミング | 見るもの | なぜその日か |
|---|---|---|
| 買う前 | 配当の回数・届く月・利回りが高い理由 | 買ったあとでは変えられないから |
| 減配や増配の発表があった日 | その理由が一時的か構造的か | 会社の判断が新しく出た日だから |
| 年に1回、合計を見たとき | 去年との差・次に買う銘柄 | 比べられる単位になっているから |
このうちいちばん大事なのは1つ目です。配当が届く月も、年に何回届くかも、利回りが高い理由も、 買う前にしか選べません。入金の日にできることは、そのときすでに終わっています。
買う前に見る項目は高配当株を買う前に見る5つの数字に、 配当が届く月は配当金が入る月はいつ?にまとめています。
今日やってほしいこと
1つだけです。年間の配当合計を書く場所を、1か所つくってください。
表計算ソフトでも、手帳でも、スマホのメモでも構いません。私は日付・銘柄コード・金額の3列だけの表にしています。 証券会社の画面は年をまたぐと見づらくなるので、自分の手元に残すほうが確実です。
この表があると、配当が入った日にやることが「1行足す」だけになります。 判断を減らすための記録です。増やすための記録ではありません。
まとめ
- 金額を見る。年間の合計を更新する。この2つだけ
- 株価も銘柄の見直しもやらない。入金額は権利確定日に決まっており、新しい情報はない
- 1回の額では増減が分からない。中間と期末が同額なのは45%だけ
- 2021年の年間配当は25,000円、2026年は約50万円の見込み。ただし増配ではなく買い増しの結果
- 見るのは買う前・増減配の発表日・年1回の合計の3つ
配当金が届く日は、うれしい日です。ただしうれしい日と、決める日は分けたほうがいい。 7,000円の通知を見て3分で閉じられるようになってから、持ち株を触る回数が減りました。
※本記事は筆者個人の記録です。金額はいずれも実際に受け取った配当にもとづきますが、 入金元の銘柄名は記載していません。年間の配当額は受け取った配当の合計であり、税引後の金額です。 配当は企業の業績や方針により変動し、将来の受取額を保証するものではありません。
毎週土曜の朝、
利回り5%以上の銘柄リストが届きます
当ブログで解説している銘柄のうち、配当利回り5%以上のものを毎週まとめてお届けします。株価は金曜終値、配当は実際に支払われた実績ベース。計算の前提もすべて明記しているので、ご自身で確かめられます。
LINEで受け取る(無料)メールアドレスの入力は不要です。
いつでもブロックできます。
特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。 当ブログは投資助言業者ではありません。株価および配当は変動します。 投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
