配当金が入る月はいつ?60銘柄の実測で74%が6月と12月|
埋まらないのは7月だけです

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高配当株を何銘柄か持つと、あることに気づきます。配当が入る月が、毎年ほとんど同じだということです。 6月に一度どっと届き、12月にもう一度届く。その間の4か月は通帳が静かなままになります。

当ブログで解説している高配当株60銘柄について、直近1年に実際に権利が確定した116回ぶんの配当を調べました。 届く月は74.1%が6月と12月に集中しています。60社のうち45社(75%)は、この2か月にしか配当が届きません。 そして7月に配当が届く銘柄は、60社中1社もありませんでした。

まず結論:あなたはどれに当てはまるか

こういう人判定なぜ
3月決算の会社ばかり持っている6月と12月にしか届きません60社中44社が3月決算。日本株の標準形です
配当を毎月受け取りたい7月だけは埋まりません7月に配当が届く銘柄が存在しません
配当を生活費の一部に充てたい散らす価値があります6銘柄を足すだけで年11か月に広がります
受取月より利回りを優先したい気にしなくて構いません散らしても利回り差は0.06ポイントでした
📌 ひとことで言うと

配当が届く月は決算期で決まります。銘柄を選ぶ段階で決まっていて、買ったあとから変えられません。 ここまでで判断がついた方は、読み終えていただいて構いません。以降は「では何月決算の会社を足せばいいのか」を知りたい方向けです。

1. 配当が届くのは6月と12月|116回のうち86回

60銘柄が直近1年に権利確定した配当は、合計116回でした。届く月ごとに数えると、こうなります。

配当が届く月回数該当する決算期
6月45回3月決算の期末配当ほか
12月41回3月決算の中間配当ほか
3月9回12月決算の期末配当ほか
9月9回12月決算の中間配当ほか
5月3回2月決算の期末配当
8月3回5月決算の期末配当ほか
11月2回2月決算の中間配当(DCM・ヨンドシー)
1月1回5月決算の中間配当(TAKARA & COMPANY)
2月1回5月決算の中間配当(早稲田学習研究会)
4月1回1月決算の期末配当
10月1回2月決算の中間配当(エーアイテイー)
7月0回該当する会社なし

※当ブログが記事にしている高配当株60銘柄について、2026年9月26日までの1年間に権利落ちした配当116回を集計しました。

6月と12月で86回、全体の74.1%です。残りの26%が、他の9つの月に薄く散っている状態になります。

6月が45回に対して12月が41回なのは、年1回しか配当を出さない会社が4社あるためです。 ハードオフコーポレーション(2674)・理想科学工業(6413)・グランディハウス(8999)・クレオ(9698)の4社は、 3月末の権利確定ぶんを6月に支払い、12月には何も届きません。

2. 期末配当は約3か月後、中間配当は約2か月後に届きます

配当が届くまでの日数には、はっきりした規則があります。期末配当と中間配当で、かかる時間が違います。

📌 覚えるのはこの2つ
  • 期末配当——権利確定日の約3か月後に届く
  • 中間配当——権利確定日の約2か月後に届く

差が出る理由は、決める場所が違うからです。期末配当は株主総会の決議が要ります。 総会は決算から3か月以内に開かれるため、支払いはその直後になります。 いっぽう中間配当は取締役会の決議だけで支払えます。株主総会を待つ必要がないぶん、1か月ほど早く届きます。

この規則は、今回調べた15銘柄・30回の配当すべてに当てはまりました。実際の日付で見てみます。

銘柄種類権利確定日支払開始日かかった期間
あいホールディングス(3076)期末2026年6月30日2026年9月28日約3か月
ヒューリック(3003)期末2025年12月31日2026年3月26日約3か月
積水ハウス(1928)期末2026年1月31日2026年4月24日約3か月
ヒューリック(3003)中間2025年6月30日2025年9月3日約2か月
積水ハウス(1928)中間2025年7月31日2025年9月30日約2か月
エーアイテイー(9381)中間2025年8月31日2025年10月28日約2か月

※支払開始日は各社の決算短信の表紙に記載された「配当支払開始予定日」です。

3月決算の会社に当てはめると、こうなります。期末配当は3月31日に権利が確定し、6月下旬に届きます。 中間配当は9月30日に権利が確定し、12月上旬に届きます。60社中44社がこの型です。

⚠️ 「3か月後」で一律に計算すると1か月ずれます

中間配当を3か月後だと思っていると、実際より1か月遅く見積もることになります。 積水ハウスの中間配当は7月31日に権利が確定し、9月30日に届きました。3か月後なら10月末のはずです。 正確な日付を知りたいときは、決算短信の1ページ目を見てください。右上に「配当支払開始予定日」が必ず書かれています。

3. 6月・12月以外に配当が届く15銘柄

60銘柄のうち、6月と12月以外の月に配当が届くのは15銘柄でした。決算期の順に並べます。

銘柄決算期配当が届く月年間配当配当利回り
積水ハウス(1928)1月4月・9月144円4.27%
DCMホールディングス(3050)2月5月・11月48円2.99%
ヨンドシーホールディングス(8008)2月5月・11月84円3.99%
エーアイテイー(9381)2月5月・10月110円4.64%
早稲田学習研究会(5869)5月8月・2月62円4.92%
TAKARA & COMPANY(7921)5月8月・1月120円2.90%
あいホールディングス(3076)6月9月・3月125円4.14%
CDS(2169)12月3月・9月74円4.22%
JT(2914)12月3月・9月266円3.83%
ヒューリック(3003)12月3月・9月67円3.86%
竹本容器(4248)12月3月・9月37円4.20%
ニチリン(5184)12月3月・9月189円4.59%
ピジョン(7956)12月3月・9月76円3.73%
立川ブラインド工業(7989)12月3月・9月100円3.70%
船井総研ホールディングス(9757)12月3月・8月45.5円3.82%

※配当利回りは2026年9月25日終値と、直近1年に権利確定した配当の合計で計算しています。船井総研ホールディングスは2025年12月に株式分割を行っており、年間配当は分割後の株数に換算した金額です。配当が届く月は各社の決算短信に記載された配当支払開始予定日によります(船井総研ホールディングスの中間配当のみ、短信に日付の記載がなかったため配当データベースの記載によります)。

同じ12月決算でも、船井総研ホールディングスだけは中間配当が8月28日と早く、他の12月決算の会社(9月上旬)より半月ほど先に届きます。 決算期が同じでも、支払日は会社ごとに少しずつ違います。

4. 7月だけは、どう組んでも埋まりません

上の15銘柄を全部そろえると、配当が届く月は1月・2月・3月・4月・5月・8月・9月・10月・11月の9か月になります。 6月と12月を足すと11か月です。残るのは7月だけになります。

7月に配当を届けるには、次のどちらかの会社が要ります。

  • 4月決算の会社の期末配当——4月末に権利確定、約3か月後の7月下旬に支払い
  • 10月決算の会社の中間配当——4月末に権利確定、約2か月後の7月上旬に支払い

当ブログで解説している60銘柄に、4月決算と10月決算の会社は1社もありません。 意図的に外したのではなく、高配当株の条件で絞ると残らなかった、というのが実情です。

⚠️ 空いた月を埋めるために銘柄を探さないでください

4月決算・10月決算の上場企業はもともと少なく、そこから利回りと財務の条件で絞ると選択肢はほとんど残りません。 受取月を埋めることを目的にすると、本来なら買わない会社を買うことになります。 毎月受け取りたい場合は、高配当ETFのうち年4回分配のものを組み合わせるほうが現実的です。

5. 6銘柄で年11か月に広げる組み方

受取月を散らすのに、15銘柄すべては要りません。3月決算の株を持っている人なら、あと6銘柄で11か月に広がります。

足す銘柄決算期埋まる月
(いま持っている3月決算の株)3月6月・12月
TAKARA & COMPANY(7921)5月8月・1月
早稲田学習研究会(5869)5月8月・2月
あいホールディングス(3076)6月9月・3月
積水ハウス(1928)1月4月・9月
エーアイテイー(9381)2月5月・10月
DCMホールディングス(3050)2月5月・11月
合計7月を除く11か月

※特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。決算期の組み合わせ方を示す例として挙げています。

ここで注意したい点があります。順番を逆にしないことです。 受取月の表を先に作り、空いている月から銘柄を探し始めると、財務も利回りも見ないまま決算期だけで選ぶことになります。

正しい順番は、スクリーニングで条件に合う会社を絞るのが先です。 そのうえで、候補が同じくらいの評価で並んだときに、決算期を最後の一押しに使います。 銘柄の選び方そのものは高配当株は何銘柄から始める?にまとめています。

6. 散らしても、利回りは下がりませんでした

受取月を散らすと利回りを妥協することになるのか。60銘柄を2つに分けて比べました。

グループ銘柄数平均利回り中央値
6月・12月以外にも配当が届く15社3.99%3.99%
6月と12月にしか届かない45社4.05%3.92%
全体60社4.03%3.92%

※2026年9月25日終値と、直近1年に権利確定した配当の合計で計算しています。

平均の差は0.06ポイントです。中央値では、散らせるグループのほうが0.07ポイント高いという逆の結果になりました。 どちらの差も、株価が1日動けば消える程度のものです。

受取月を散らすために、利回りを犠牲にする必要はありません。これが今回いちばん役に立つ結論です。

⚠️ この60銘柄は、すでに選抜された集団です

上の比較は、当ブログが「高配当株として記事にする」と判断した60社の中での比較です。 全上場企業を対象にすると結果は変わる可能性があります。 「12月決算の会社は利回りが高い」といった話ではない点にご注意ください。

7. まとめ

📌 60銘柄・年116回の実測
  • 配当の74.1%が6月と12月に届く(116回中86回)
  • 60社中45社は、この2か月にしか配当が届かない
  • 期末配当は権利確定の約3か月後、中間配当は約2か月後。株主総会が要るかどうかの差
  • 6月・12月以外にも届くのは15銘柄。6銘柄そろえれば年11か月に広がる
  • 7月に配当が届く銘柄はゼロ。4月決算・10月決算の会社が必要になる
  • 散らしても利回りの差は0.06ポイント。妥協は要らない

配当が6月と12月に偏ること自体は、困ったことではありません。年2回のまとまった入金として使えばよいだけです。 ただしそれが「選んだ結果」なのか「気づかないうちにそうなっていた」のかは、別の話になります。

今日できることは1つです。証券口座の保有一覧を開いて、各銘柄の決算期を確認してください。 3月決算ばかり並んでいたら、次に買う1銘柄を選ぶときだけ、決算期を判断材料に加えてみてください。

配当がいくら入るかを先に知りたい方は9月末の権利で、配当はいくら入るのかを、 いつまでに買えば配当をもらえるかは権利付最終日の数え方をご覧ください。

※本記事の集計対象は、当ブログが記事にしている高配当株60銘柄です。2026年9月26日までの1年間に権利落ちした配当116回を数えました。 配当利回りは2026年9月25日終値をもとに計算しています。 配当が届く月は、6月・12月以外に配当がある15銘柄については各社の決算短信に記載された「配当支払開始予定日」を個別に確認し、 3月決算・9月決算の45銘柄については期末を6月、中間を12月として集計しました。 支払開始日は年によって数日前後します。株価・配当・決算期はいずれも変更されることがあります。

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特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。 当ブログは投資助言業者ではありません。株価および配当は変動します。 投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。